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【ドラニュース】

与田監督が発掘、補強第1弾 ゴンザレス、奪三振率は2桁

2019年12月4日 紙面から

ルイス・ゴンザレス(AP)

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 中日が新外国人として今季、オリオールズ傘下3Aノーフォークなどに所属したルイス・ゴンザレス投手(27)を獲得する。ドミニカ共和国出身の左腕で、直球の最速は153キロ。11月下旬にドミニカのウインターリーグを視察した与田剛監督(53)が、同リーグで投げていたゴンザレスに関心を寄せ、3日までに基本合意に達した。ジョエリー・ロドリゲス投手(28)の退団が濃厚の中、急務だった投手の補強をまず敢行。近く正式契約の見込みで「与田補強」第1弾となる。

 今季、絶対的なセットアッパーとしてチームを支えたロドリゲスは退団が濃厚。来季へ向けて投手陣の補強が急務で新外国人を探していた中、まず白羽の矢が立ったのがゴンザレスだった。

 11月下旬に与田監督がドミニカ共和国のウインターリーグを視察したが、関係者によれば、そこで目に留まったのがエストレーヤスで投げていたゴンザレスだ。加藤球団代表もロドリゲスを保留者名簿から外すと明言した11月29日に「(与田監督が)ドミニカで試合を見て、目につくいい投手はいたと言っていた」と、注目する投手がいたと話していた。

 最速153キロ左腕。基本的にリリーフが持ち場で、今季はオリオールズ傘下3Aノーフォークなどに在籍していたが、11月4日にFAとなっていた。素早く交渉に乗り出し、この日までに基本合意に達したという。

 ドミニカ共和国出身の27歳。メジャー経験はないが、パワーピッチャーとして期待を寄せられたようだ。身長188センチで、真上から投げ下ろすタイプの左腕は、140キロ強の高速スライダーも武器で、チェンジアップも平均点以上の評価を得ている。そして何より目を引くのが、9イニング相当の奪三振率の高さだ。

 近年は、ほとんどの年で奪三振率は2桁をマーク。今季は3Aのノーフォークで12・4を記録し、2Aのボーイーでも12・1だった。このオフのドミニカウインターリーグでも、2日現在で17試合に投げて2勝0敗1セーブ、防御率2・40で、奪三振率は11・4をマークしている。三振の取れる「ドクターK」といえる。中日でもリリーフとして起用されるなら、退団濃厚なロドリゲスが今季に担ったような、終盤のピンチを託すことを期待されるとみられる。

 

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