ほぼ日刊イトイ新聞

2019-12-03

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・あれやらなきゃなぁ、とか、ずうっと思っていて、
 毎日の忙しさにまぎれて後回しになっていること。
 そういうものごとが、けっこう溜まっているものだ。
 大きなものもあるし、小さなものもある。
 いちいち説明もしないけれど、だれにもあるだろうから、
 じぶんのこととして想像してほしい。

 ひとつずつやっていくしかないよね。
 ふたつもみっつも、一度に解決することなんてないから。
 そういうひとつひとつのなかには、
 「やったらたのしいこと」も絶対にあるはずなので、
 それはそれで混ぜておきたいものだ。
 ゴルフの渋野選手が、1年の試合が終わったところで、
 「やりかけのゲームを全クリする」と発言していた。
 そういうことも、やったほうがいいことだ。

 なにがやりたいことか、やらなきゃいけないことか、
 「いっぱいある」とか雑に束ねてしまわないで、
 書いておくことがいいと、あらためて思い出した。
 ぼく自身が、「ほぼ日手帳」のニックネームを
 「LIFEのBOOK」と付けたのだ。
 そう「LIFE」と共に歩んでいく「BOOK」なのだから、
 そこには「やったこと」「やりたいこと」ばかりでなく、
 「やらなきゃならないこと」も書いておくのがいい
 (もちろん、じぶんに言っています)。

 観たい映画や、読みたい本や、食べたい料理でも。
 ともだちへのプレゼントを買いに行くとか、
 なにかの支払いだとか、遠くの人へのお見舞いだとか、
 日曜大工とかなにかの修理的なことだとか、
 歯医者さんだとか、ちょっとした旅だとかもね。
 やらなきゃそのまま「LIFE」は進んでいくのだから、
 いずれ「やらなかった」と後悔するかもしれない。

 「LIFE」は「SHORT」でもある。
 つまらない時間を過ごしているのは、残念なことだ。
 人がよろこぶこと、じぶんがうれしいこと、
 できることなら「いい時間」ばかりで、
 「SHORT」な「LIFE」が満たされるといいね
 …なんかの歌詞の翻訳みたいになっちゃったけど。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
師走のはじまりに小休暇をもらって「休み活動」してます。


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