◇1日 東海学生駅伝対校選手権大会 男子(7区間計63・5キロ)
東海学生駅伝対校選手権大会の第81回男子、第13回女子(東海学生陸上競技連盟、中日新聞社共催)が1日、愛知県の知多半島一帯で開かれた。17大学の19チームで競った男子(7区間計63・5キロ)は、皇学館大Aが3時間13分59秒の大会新記録で3連覇を果たした。7大学から9チーム参加の女子(5区間26・6キロ)は、名城大Aが1時間30分15秒で13連覇を達成した。
「13分台、狙えるぞ」。声援に応えるように皇学館大Aのアンカー・平山寛人(3年)が3連覇のゴールテープを切った。3時間13分59秒。昨年刻んだ大会記録を3分16秒も縮め、2位の愛工大も記録更新という高速レースを制した。
日比勝俊監督(54)選定のMVPに輝いたのが、2区で区間賞の上村直也(3年)だ。「全国トップレベルと競うには、序盤が大切。悔しい経験を生かし、100点満点の走りができた」とリードを14秒から1分15秒まで広げた。
11月の全日本大学駅伝では1区を任され、27チーム中15位。チームは19位に沈んでいた。上村もチームも失意からはい上がる一歩となった。