こんにちは!
今日は多くの方が使っていると思われる「TradingView(トレビュー)」内でのオリジナルインジケータの作り方を簡単にまとめてみました。
Tradingviewはとても便利なチャートソフトですが、その一方で、無料と有料で使用レベルが明確に区分されており、例えば有料だとインジケータがたくさん表示出来るので無料だと3個までしか出来ない、などの制限があります。
それでもTradingviewを使いたかった僕は(一応Proに登録はしましたが)もっと便利に使いたいなと思い、Pineスクリプトをちょろっと勉強してみました。
Pineスクリプトに自作のインジケータを作ることで、そのインジケータの中に例えばRCIもRSIも組み込んでしまえばそれで1つなので、(トレビューのカウント上は)1つのインジケータの中に2つのインジケータを入れることが出来る、というわけです。
今回は自作のRCI、RSIインジケータを公開します!
※もし使われる際は、短期線〜長期線の期間などはお好みで設定して下さい。また、使用は自己責任で行われます。プログラムは公開しますが、主な趣旨は「Pineスクリプトの描き方」を知るためのものになります。
Pineスクリプトの使い方を簡単に説明します。
まず、自分のアカウントでログイン後(持っていない方は無料で作れるので、作成しましょう!)、何でも良いので、チャートを表示します。(例えばドル円なら「USDJPY」と検索すれば出てきます)
そして、赤枠で囲った「フル機能のチャート」を押します。
すると、下記のような画面になりますので、下の「Pineエディタ」を選び、「新規作成」の「空のインジケータースクリプト」を選択します。そうすると下記のようなスクリプト画面が出ますので、一旦1〜6行目に書かれている内容は全部消しちゃって下さい。
そして、上のプログラムをctri+Aで全選択したあと、ctrl+Cでコピーして(普通にコピーしてももちろん大丈夫です。笑)下の画面のプログラムの1行目から、ctrl+Vで貼り付けちゃってください。
そして、貼り付けたら「新規作成」の横にある「保存」から、適当に名前をつけて保存します。そしてその後、その横にある「チャートに追加」ボタンを押すと・・・?
じゃん!RCIとRSIのインジケータが一瞬で表示されました!
上のプログラムでは、
①RCIの短期、中期、長期ラインを表示
②適当に等間隔に5本線を引く
③閾値(例えばRCIなら-80,80、RSIなら30,70)を決めて、それを上回ったら(下回ったら)さっき引いた5本の線の間を赤(高い)、青(低い)でそれぞれ色塗りするようにしています。上の例では、5本の線を引いたので隙間は4つありますが、上から順にRCI短期、中期、長期、RSIの順で色塗りしています。(今回はRCIメインで、RSIは参考に分かればいいかなと思ったのでラインは引いていません)
というものをプログラム化しただけのものですが、欲しいデータはこれで得られています。あとは自分好みにカスタマイズすることも容易です!例えば色は、僕の場合は上では「#000000」のような形で色を指定していますが、これはHTMLで書いた場合の色の指定方法で、こちらの原色大辞典さんのサイトなんかを見るとたくさんの色が載ってますので、自分の好きな色があれば、置き換えてあげればその色にサッと変えることもできます。短期線〜長期線の期間(上のプログラム例では9,26,50)や、③で書いた、色を塗る基準になる閾値の変更も、数字を変えるだけなのでとっても簡単ですね。
という感じでPineスクリプトはとっても便利なんです。まだ使ったことのない方は、ぜひ一度使ってみて下さいね!
今度Pineスクリプトの全体的なまとめ(もっと基本的な描き方)もブログに書こうと思っていますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。