基礎データ
ずかん | No.222 |
---|---|
ぶんるい | さんごポケモン |
タイプ | ゴースト |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 0.5kg |
とくせい | くだけるよろい/のろわれボディ(隠れ特性) |
進化
ガラルサニーゴ→サニゴーン(Lv38)
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』に登場するポケモンで、サニーゴのガラルのすがた。
正式名称は『サニーゴ(ガラルのすがた)』。
『シールド』バージョンのみの出現であり、『ソード』ではガラルカモネギが登場する。
鮮やかなピンク色のボディを持っていた従来のものとは異なり、全身が白化し、枝が半透明になった、生気を感じられない出で立ちをしている。表情も少し悲しげである。
またよく見ると枝が生えている部分だけでなく、実は目の部分も骸骨のように空洞状で、その中から生気のない瞳をのぞかせる。
霊体で出来た枝は非戦闘時は引っ込めており、戦闘時や人の生気を吸い取る時に姿を現す。
何を隠そう『ガラルのすがた』として出現するこのサニーゴは、太古の時代に、ガラル地方の急激な環境変化に耐えられずに死んだ個体が亡霊と化したもの。
ドラメシヤ同様、大昔に海の底であったかつての住処を彷徨っており、石ころと間違えて蹴ってしまうと祟られると言われている。
それなりに寒冷なシンオウ地方にもかろうじて存在した原種もガラルでは見かけないことから、本来のサニーゴが現在のガラル地方で生息するのは絶望的と思われる。
また、天敵であるヒドイデもガラルサニーゴは食べず、ガラル地方に生息する個体は原種サニーゴの枝の美味しさを知らないらしい。
白色化したサンゴを彷彿させるその姿に、ネット上では『死ニーゴ』などと呼ばれてしまっているが、この変化は前述した通りサニーゴの周辺環境を考えるとありえない話ではない。
実際前作では絶滅危惧種となっており、この形態はサニーゴの環境や生存の難しさを端的に表していると言えよう。
上記の通りガラルサニーゴのモデルは珊瑚の死骸がモチーフにされている。
この他、有志の考察では死んだ現生サンゴ以外のモチーフになったものとして、イギリスから出土する『ハチノスサンゴ』の化石を挙げている。
ゲームにおける特徴
種類 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
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ガラル | 60 | 55 | 100 | 65 | 100 | 30 |
原種 | 65 | 55 | 95 | 65 | 95 | 35 |
HPと素早さが少し下がり、その分防御・特防が上昇。
元々習得技が豊富なサニーゴが「おにび」「かなしばり」「のろい」といったゴースト由来の変化技も獲得し、技の選択肢は更に豊富になった。
更にしんかのきせきが適用される上に進化すると物理耐久がガタ落ちするため、耐久型として採用しやすくなった。
回復技は「ちからをすいとる」と「ねむる」しか覚えられないものの、対物理アタッカーを想定した場合には「ちからをすいとる」は「じこさいせい」以上の回復量となりえる。その上「ちからをすいとる」では相手の攻撃を下げることまでできるので物理アタッカーからしては脅威この上ないだろう。
とくせいも通常はサニーゴにとっては足枷にしかならないものの隠れ特性の「のろわれボディ」が受けとして極めて優秀。
「つるぎのまい」などを詰んでも一撃で倒すことは困難なため、少なくとも2度は攻撃する必要があるのだが、その技を「のろわれボディ」で無効化した挙げ句、「ちからをすいとる」で攻撃力を下げつつ回復までしてくるのだからたまったものではない。
前作までしんかのきせきで猛威を奮い進化系であるポリゴンZよりも使用率の高かったポリゴン2と同じく、サニゴーンよりも使用率が高くなる可能性は十二分にある。
関連タグ
ポケモン剣盾
ゴーストタイプ
サニーゴ サニゴーン
黒い任天堂 黒いゲーフリ
ガラルカモネギ:同じく初めて追加進化を得たポケモン。 → ネギガナイト
ドラメシヤ:同じく古代種の亡霊とされているが、繁殖も出来る一つの生命体として認識されているポケモン。
ゆうれい:ある意味大先輩。