人形メーカー「東玉」(さいたま市岩槻区)は3日、令和初年となる今年の世相を反映した変わりびな5点を発表した。即位礼正殿の儀に臨まれる天皇皇后両陛下、ラグビーW杯でベスト8入りを果たした日本代表チームなどを題材とした。
両陛下の人形は「新元号 令和 即位雛」と命名。「ラグビーW杯 ニッポンワンチーム雛」は、日本代表主将を務めたリーチ・マイケル選手らが試合に向かう様子を表現した。
ゴルフの渋野日向子選手とバスケットボールの八村塁選手、ノーベル化学賞受賞が決まった吉野彰さん、映画で人気が再燃した英ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーさんなどの変わりびなもお披露目された。
東玉が変わりびな制作を始めて今年で40年。戸塚大介社長(48)は「節目の年にふさわしく、明るい話題を提供してくれた人たちを選んだ」と話した。