▼シナリオ背景
当馬 太郎(とうま たろう)はチャウグナーフォーンの狂信者であり、生贄やコンパニオンをチャウグナーフォーンに提供していた。チャウグナーフォーンを信仰しているミ=ゴとの接触を試み、協力を仰ぎ、犠牲者たちのクローンを作り出すことに成功した。
作り出されたクローンは、自分がクローンであることを知らされ、また本物との区別がつくように首元に痣のような印をつけられる。クローンは本物が持っている記憶を全て持っており、三日の命ということ以外は本人となんら遜色ないものである。(クローンは三日の命であるということを知らない)当馬は自分のクローンもいくらか作り出し、それを調査や呪文詠唱のために使った。その調査によって、家族や恋人、親友など大切な人がいる者のみを生贄の対象にした。そしてその者のクローンを作り出しては、クローンを元の生活に戻し、本物はチャウグナーフォンへの供物にした。こうすることによって警察の介入など、面倒なことにならないようにしている。
クローンは三日目に眠りにつくと苦しむこともなく、そのまま目覚めることもなくなる。
また、大切な人がいる者を犠牲者に選ぶ理由は「口止めがしやすい」からである。「誰かに口を滑らせた場合、お前の大切な人も同じ目に合わせるぞ」と脅し、今までの計画は全てうまくいっていたのだ。
▼NPC
当馬 太郎(とうま たろう) 21歳
チャウグナーフォーンの狂信者
STR 12 CON 8 POW 13
DEX 12 APP 15 SIZ 17
INT 18 EDU 15
呪文
ミ=ゴとの接触
門の創造
チャウグナーフォーンの呪い
クローン
KPの探索者とまったく同じステータス
本物と違う点は首元に痣のような印があること
三日で死んでしまうこと
クローンは自分が三日の命であることを知らないため、自分が本物のかわりになろうとしています。
▼導入
あなたは、恋人もしくは親友と遊ぶために待ち合わせ場所に来ています。しかし、時間がきても、それを10分、20分と過ぎても、相手は待ち合わせ場所に現れません。心配はたまた怒り、焦燥を覚えた探索者は相手に連絡を取ろうと試みるでしょう。しかし、一切の応答はありませんでした。
☆KP情報
待ち合わせをしていた日、KP側の探索者(本体)は当馬に拉致され山奥にあるラボに監禁されてしまいます。本体はチャウグナーフォーンの供物にされるため悪夢を見続けていて、本シナリオの探索終了まで起きることはありません。
▼1日目(待ち合わせの日)
連絡がなかった後の探索者の行動
→家などに押しかける
相手が一人暮らしの場合留守なので応答はありません。
家族が居る場合は出かけたことを伝えられます。
→待ち続けるor帰る
しばらくすると、相手(クローン)からLINEやメールなどでメッセージがきます
『ごめん!もっと早く連絡できたら良かったんだけど、ちょっと今日行けなくなっちゃった!明日改めて遊べない?』
☆KP情報
メッセージが来たあとに電話などをかければクローンが応答します。
今日遊べなくなった理由に関してははぐらかしますが、当馬の拠点から地元まで場所が遠いため、今から遊ぶのでは時間がもったいないので、明日めい一杯遊びたいというのが本当の理由である。
他になにか行動があった場合KPの判断でいろいろさせてあげてください。
ただし、一日目は本人はおろかクローンにも会えません。
探索者が就寝しようとしているところにKP側の探索者とは別の友人から「なんかおもしろい都市伝説みつけた」と以下の内容が書かれた掲示板のURLが送られてきます。
▼掲示板の内容要約
・都市伝説「呪いのキスマーク」
・最近某市内で突然死が増えているらしい。
・その原因は不明
・しかし突然死した人には共通点があり、首元に痣のようなものがある。
・そのことから「悪魔のキスマーク」や「呪いのキスマーク」と言われている。
1日目の行動で図書館に行く などの宣言があった場合は<図書館>に成功で、掲示板の内容が取り上げられているオカルト雑誌を見つけることができてもいいでしょう。
▼2日目
楽しい楽しいデートの日です。
待ち合わせの時間に遅れることなく、相手(クローン)はやってきます。
相手(クローン)に<目星>で首元に痣のようなものがあるのを発見できます。それについて追求された場合KPはシークレットダイスでPOW×5を振ってください。動揺せずに「あ~蚊にでも食われたのかな」といえるか言えないかの判定です。(※ここで失敗した場合はいくつか行動した後にもう一度振らせてあげましょう。)
振らずに動揺しながら言わせても大丈夫です。お任せします。
<心理学>の宣言があった場合、仲良し補正で+30%で振ってください。成功で嘘をついていることがわかります。
▼遊園地
(ここでRPを楽しんでね!)
■遊園地
標高が高いところにある遊園地で、周りはほとんど山に囲まれています。
探索者達の地元から2~3時間かかるところにあるということにしてください。
☆KP情報
当馬の拠点が近くにある遊園地に探索者たちは赴いています。
申し訳程度に記述がありますが、自由に変えてくださって大丈夫です。
・おみやげコーナー
遊園地に関するおみやげから、365日の誕生日くまさん人形、イルカちゃんストラップなど様々なものが売られている。
・ジェットコースター(待ち時間2~3時間)
この遊園地の名物アトラクション。日本一速いジェットコースターと言われている。写真を撮られる。
POW×5に失敗するととんでもない顔で写っていることだろう。1枚1000円で買えます。高いね!
・ゲームセンター
UFOキャッチャーや一昔前のメダルゲーム、遊園地オリジナルのだっさいプリクラ機があります。
プリクラも一昔前のもので切って分けるものではなく、ぺりっとはがせるシール感覚のもの。
[UFOキャッチャー]
DEX×5(人形をうまく掴んで持ち上げられるか)に成功した上で
幸運(落ちることなく穴までうまく運べるか)に成功すると見事景品を獲得できます。
・バイキング(待ち時間40分)
一気に大人数で乗れるため、人気ではあるが比較的待ち時間が少ない。
・お化け屋敷(待ち時間50分)
人気のアトラクション。トロッコに乗るタイプのお化け屋敷。内容は和風。最後に写真を撮られる。
POW×5に失敗で面白い顔が取れるぞ~! 1枚1000円で買える。
・観覧車(待ち時間20~30分)
1周20分の大きな観覧車。頂上にくると山の様子が見えます。<目星>に成功で近くの山に小屋のような何かを発見します。(当馬の拠点)
・メリーゴーランド(待ち時間10~15分)
子供たちに人気。周りは親子連れでいっぱい。
・コーヒーカップ(待ち時間10~15分)
子供たちやカップルに人気。
・フードコート
いろんな種類のごはんがあるよ。
☆写真を買ったり、ゲーセンで人形を取っておくと、遊園地での思い出の品ができて後々とても楽しい(辛い)ことになるので、おすすめします。
☆「遊園地では夜に花火があがるらしいけど、夕飯は別の場所で予約をとっちゃったんだよ。見れなくて残念だな」ということを言わせるとED1に行った際にいい感じなんじゃないかなあと思います(語彙力)
☆17時頃になったときに「予約の時間もあるからそろそろ帰ろうか」と園内を出るといいでしょう。
▼当馬の登場
ある程度RPを楽しんだところ…もしくは遊園地を出ると当馬が登場し、クローンの腕を掴みます。
↓当馬の言動
「おい、お前こんなところで何をしている」
「こっちへこい」といって腕を引っ張って人気の少ないスペースに移動する
この時探索者がついていこうとすると「すまないが席をはずしてくれないか。」と不機嫌そうに言ってくる。
☆KP情報
クローンの持っている携帯のGPS情報を見ると自分のラボの近くまで来ていることがわかり、何か企んでいるのではないかと勘ぐった当馬はクローンを探しに遊園地へやってきた。
以下<聞き耳>で聞ける情報(聞き耳なしでもいいです)
当馬「まぎらわしい行動はするんじゃない。昨日の話を忘れたのか?」
クローン「ここには前から行こうって約束してたんだ。深い意味はない」
当馬「約束が守れないようなら…わかっているんだろうな?」
さらに<聞き耳>で聞ける情報
当馬「偽物は偽物らしくおとなしくしていろ」
上記の情報は<聞き耳>で聞き逃しても交渉技能の成功でクローンから直接聞き出すことができる。
ここで強制的に<心理学>(仲良し補正+30)を振り、成功で「まだ隠していることががある」ということを伝える。
それについて追求する場合RPでリアル説得するか、いずれかの交渉技能の成功で自分の正体と、自分の本体が今どうなっているかについても話してくれる。
内容
・これを話したら探索者に危害をくわえるということを当馬に言われた
・実は自分はクローンである
・でも本物と何ら変わらない
・今本物はさっきの男のよくわからない儀式の生贄にされようとしている
・でも自分がいるから大丈夫だ 自分は本物と何も変わらない
・食事の予約をしてあるから、このままデートをつづけよう
<アイデア>に成功で友人から送られてきた掲示板の内容を思い出します。
→本物を助けに行くといった場合
「なんで?どうして私じゃダメなの?あの人となにもかわらないよ。君のことだってあの人と同じように知っているし、君との思い出だってあの人と同じように持っている。どうして私じゃだめなんだ…」と悲しそうな顔でクローンはいいます。
RPでのリアル言いくるめや、いずれかの交渉技能の成功で拠点へ案内してくれます。
→このままデートを続け本物を見捨てた場合
ED3.悪夢の始まりと終わり へ
▼当馬の拠点
山道を車で進めるところまでタクシーか何かで進んで、あとは徒歩での移動になるが、そこまで時間はかからない。
入口にはパスコード入力式の鍵が掛かっている。「私、知ってる。この施設内側からも鍵が掛かっていて、出るために教えられたんだ」といってクローンが開けてくれる。
中に入ると当馬太郎がいる。こちらを驚いた表情で見ながら「なぜ…お前なぜそいつをつれてここに戻ってきた。…そいつがどうなってもいいのか!?」と襲いかかってきます。が、クローンは護衛用にスタンガンを持っており、それを使用して当馬太郎をスタンさせます。
「こいつ、変な呪文使えるみたいだから…縄とガムテープないかな」
といって、縄とガムテープを見つけては、当馬を縛り口にガムテープを貼った。
このイベントが終了すると中を探索できます。
中を見渡すと三つの扉があります。扉にはそれぞれ「1」「2」「3」と書かれています。
「1」死体安置所
扉を開けると冷たい空気があなたたちを包むだろう。目に飛び込んできたのは人、人、人。しかし驚いたのはそこではなく、寝かされている人たちすべての顔が「同じ」であるということだ。その顔に、あなたたちは見覚えがある。まさに先ほど縄で縛った男のものだ。その青白さから男たちが息をしていないということは分かるだろう。怪異な状況に出会ったあなたたちはSANチェックです。(0/1D3+1)
<目星>
首元に痣のようなものがあるのがわかる。
<医学>
医学の知識を持ってる者でも死因が全くわからないということが分かる。
「2」生贄の部屋
部屋に入ると、まずあなたの目に飛び込んだのは、ベッドに横たわっている人。それはあなたの大切な人だ。悪い夢でも見ているようでうなされており、寝汗もかいている。掛け布団などはかけられておらず、代わりに腕には包帯が巻かれている。すこし血も滲んでいるようだ。この部屋は狭く、この狭い空間にはベッドの他にも本棚がある。
☆KP情報
ここにいるオリジナルは当馬によって「チャウグナー・フォーンの呪い」にかけられており、このシナリオでは、当馬が死なない限りは起きることはありません。当馬が死んで呪文の詠唱が不可能になることによって、呪文の効果を継続することができなくなり、オリジナルは悪夢を見ることのない普通の生活に戻ることができます。※あくまでも、このシナリオ内での設定です。
・ベッド
オリジナルが寝かされている。肩を揺らしたり、ほっぺを叩いてりしても起きない。腕に包帯をしており、包帯を外し、ガーゼの下を見ると、肉が抉られたような痕がある。
・本棚
ファイルがずらりと並んでいる。適当に手に取って中を見ると、そこにファイリングされていたのは一見すると履歴書に見えるものだった。顔写真に、写真の人物のものと思われる名前、経歴、家族構成、恋人の有無や交友関係などが詳細に書かれている。そして全てのものに「済」という判が押されている。(全てのファイルを調べてもオリジナルの履歴書は出てこない。)
☆KP情報
これは当馬の複製体たちが情報を集めまとめたもの。
「3」ラボ
中には大人でも入れるほど大きな容器がいくつかならんでおり、その一つには実際に人間が胎児のような格好をして入っていた。容器のそばには見たことのない機械が並んでいる。奥にはデスクがあり、ノートパソコンの他に紙が乱雑に置かれている。
<目星>
部屋の奥に透明なケースに囲まれたなにかのスイッチがあることが分かる。
デスク
・ノートパソコン
開くと、デスクトップに並んでいるアイコンは「メモ帳」のみ。
メモ帳の内容
「私たちへ」
じきに、ここでの活動も終了する。次の拠点に移動するために、ここの施設は跡形もなくするように。これはクローンである私にしか成し得ないことだ。念のために記しておくが、スイッチはこの部屋の奥にある。押せば直ぐに爆弾が起動するだろう。
・紙
なにかの資料のようである。
■クローンについて【要約】
・このクローンは今の地球の技術では作り得ないものである。
・同じ神を信仰する技術者と出会い、定期的にクローンを生成してもらっている。
・クローンにはオリジナルとの見分けがつくように、見える位置だが、不自然でない場所に注射を打ち、痣を作ること。
・この注射によってクローンは生まれてから、三日目に眠りにつくときにそのまま息を引き取ってしまう。
■【チャウグナーフォーンの呪いについて】
この呪文の対象となったものは、最後にはチャウグナー・フォーンに貪り喰われてしまう。
この呪文のためには、呪文の焦点にするための対象の肉が本の少量と、1週間に12時間ずつの呪文の詠唱が必要である。また、呪文の使い手はチャウグナー・フォーンの崇拝者であるという誓をたてた者でなければならない。
対象になるものはどんなに遠く離れた所にいても、呪文の影響を受け、呪文は自動的に成功する。
<アイデア>
男が生きている限りは、呪いから解き放たれることはないのではないか?と思います。
☆クローンの行動
ここで、探索者が資料を見つけたら「なにかあった?」などといって資料を見たがる素振りをしましょう。
もしくは一緒に<目星>などして資料を見つけましょう。
上記の資料の内容を知ったことによって「自分が当馬と一緒にここで自爆する」という決意が固まります。
RP例
「○○、提案がある。君と私を救うための提案だ。」
「これは私にしかできないことだ。」
「私があのスイッチを押す。そうすれば、私はあの男の呪いから解き放たれるだろう。」
「君は私を連れて遠くまで逃げてくれ」
「大丈夫だよ。どうせ私は明日には死んでしまうのだから。」
当馬を施設に置き去りにして、クローンに爆弾のスイッチを押させる場合
→ED1.あなただけが知っている へ
どういう状況にせよ、当馬が生き残った場合
→ED2.紡がれ続ける物語 へ
▼ED
ED1.あなただけが知っている(ベストエンド)
あなたがオリジナルを連れて山を降りたとき、山の方からドンという大きく鈍い音が響いた。地震のようなものが起こり、オリジナルを支えながら立っていることに精一杯だろう。振り返れば、そこには大きな花火が上がり続けていた。ドン、ドン。鮮やかな色の花を咲かせては、宙で消えていく。遊園地から上がった花火ではないということを、あなたは確信するだろう。
家に送り届けた翌日、あなたの大切な人は無事に目を覚まし、あなたに言うだろう
「ごめん!この間の約束台無しにしちゃって…!」
「なんでかしらないけどすっごい寝てたみたいで…次はいつなら遊べる?」
共に過ごしたこと、命をかけてくれたこと、あの日の出来事、事件の真相。
全てを知るのはあなたただひとりだけだ。
☆KP情報
花火は爆発のカモフラージュでした。遊園地でも花火があがるので、一般人達は遊園地の花火があがったと勘違いするんじゃないですかね。当馬はそこらへんも見越してカモフラージュの花火を用意していたんですね。
ちなみに、施設があった場所へいくと大きなクレーターができていて、文字通り跡形もなくなっています。
ED2.紡がれ続ける物語(ノーマルエンド)
あなたの大切な人は悪夢にうなされ続けている。男の居場所を突き止めようと遊園地を訪れてもその姿を見ることはなく、山に訪れれば施設は跡形もなくなっていた。今も、あの男の口からは呪いの言葉が紡がれ続けているのだろう。起きない恋人(友人)を見つめ、あなたは自分の無力さを痛感することだろう。
(KPの探索者はロストでもいいし、チャウグナーフォーンが出てくるシナリオに行って生還できたら目覚めることができる、とかでも面白いと思います。)
ED3.悪夢の始まりと終わり(バッドエンド)
デートを楽しんだ次の次の日のことだ。あなたの大切な人…のクローンが目覚めることはなかった。あなたの大切な人の家族から、その知らせを受けることだろう。クローンが亡くなった今、オリジナルの居場所はわからなくなってしまった。男の姿を探しに、遊園地へ赴いても手がかりすらつかむことができないだろう。自分の大切な人がどうなったのかもわからぬまま、あなたはあなたの日常へと帰っていくのだった。
(現実世界では突然死ということで、死んだことになる。KPの探索者はロスト)
▼あとがき
かなり後味の悪いシナリオになっております…。人を殺して勝ち取るベストエンド…。
ハッピーエンドではなく、ベストエンドです。
クローンとはいえ、心は完全にオリジナルと一緒な大切な人を、探索者はどうするのか。どんな選択をとっても、全てが全ていい結果にはならないという胸糞仕様です。すみません。
改変してハッピーエンドを作っていただいてもぜんぜん構いません…!
どうしても当馬を殺したくないというPLさんもいるでしょうから、ノーマルエンドに行った場合、KPの探索者はチャウグナーフォーンがでてきて「勇敢な人間よ!」とか行って帰してくれるシナリオに行ったら生還できてもいいのでは?と思います。キャンペーンでそんなシナリオも書けたらいいな…?
あ、当馬の名前はシナリオ上では一切出てきませんが当て馬くんですね!
後日、探索者が恋人もしくは親友とあの遊園地を訪れたとき、恋人もしくは親友はクローンとまったく同じ反応をするんだろうなあと考えたら辛くなりますね。
ともあれ、ここまで読んでくださってありがとうございました!
次ページは情報をすぐにコピペできるようにまとめてみました。よかったら活用してください。
▼コピペ用
▼掲示板の内容要約
・都市伝説「呪いのキスマーク」
・最近某市内で突然死が増えているらしい。
・その原因は不明
・しかし突然死した人には共通点があり、首元に痣のようなものがある。
・そのことから「悪魔のキスマーク」や「呪いのキスマーク」と言われている。
▼遊園地で回れるところ
・おみやげコーナー
・ジェットコースター(120~180分)
・ゲームセンター
・バイキング(30~40分)
・お化け屋敷(50~60分)
・観覧車(20~30分)
・メリーゴーランド(10~15分)
・コーヒーカップ(10~15分)
・フードコート(昼時大混雑)
▼メモ帳の内容
「私たちへ」
じきに、ここでの活動も終了する。次の拠点に移動するために、ここの施設は跡形もなくするように。これはクローンである私にしか成し得ないことだ。念のために記しておくが、スイッチはこの部屋の奥にある。押せば直ぐに爆弾が起動するだろう。
■クローンについて【要約】
・このクローンは今の地球の技術では作り得ないものである。
・同じ神を信仰する技術者と出会い、定期的にクローンを生成してもらっている。
・クローンにはオリジナルとの見分けがつくように、見える位置だが、不自然でない場所に注射を打ち、痣を作ること。
・この注射によってクローンは生まれてから、三日目に眠りにつくときにそのまま息を引き取ってしまう。
■【チャウグナーフォーンの呪いについて】
この呪文の対象となったものは、最後にはチャウグナー・フォーンに貪り喰われてしまう。
この呪文のためには、呪文の焦点にするための対象の肉が本の少量と、1週間に12時間ずつの呪文の詠唱が必要である。また、呪文の使い手はチャウグナー・フォーンの崇拝者であるという誓をたてた者でなければならない。
対象になるものはどんなに遠く離れた所にいても、呪文の影響を受け、呪文は自動的に成功する。