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【ドラニュース】

“交通事故の死亡者ゼロ”まで1か月『一日署長』になった中日小笠原が立てた“ゼロ”への誓いとは

2019年12月1日 21時1分

一日警察署長を務め、敬礼する小笠原

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 中日・小笠原慎之介投手(22)が1日、愛知県警中警察署の一日署長を務め、名古屋の繁華街・栄で交通安全をPR。来季の目標の一つに「完封」を掲げた。

 「先発をやるからには、やらなきゃいけないものだと思う。(来年の)シーズンが始まったら、1つでも多くできたら」。一日署長を務めた愛知県警中警察署の管内では、今年1月から11月末まで交通事故の死亡者がゼロ。今月末まで継続すれば管内で初めて年間ゼロとなる。「署長」として死亡事故シャットアウトを訴える一日だったのだが、自身の目標の一つが今年は1度もなかった“シャットアウト勝利”だった。

 小笠原の完封勝利は過去1度だけ。プロ3年目だった2018年7月28日の巨人戦(東京ドーム)。その後、同年の9月に左肘を手術した。今年は8月に1軍に戻ると、7試合に先発登板。3勝を挙げたものの、最長で6イニング2/3、球数も100球を超えたことはなかった。手術明けで与田監督がブレーキをかけていた部分もあったからだ。

 来季はアクセル全開で行くつもりだ。そのための準備に抜かりはない。オフを迎えた今のテーマをこう話す。「開幕に合わせて自分の体を持っていくのは大事。この時期は自分の体を見つめ直すことを考えている。投げるより、体の幹をしっかりレベルアップさせるということですね」。体幹強化やランニングなどをしながら体を強くすることに取り組んでいる。

 11月19日まで沖縄・北谷で行った秋季キャンプでは、1クールに一度は100球を超える投げ込みを敢行。長いイニングを投げることを見据え、投げ込みをテーマの一つにして秋季キャンプを過ごしてきた。

 来季、完封数の具体的な目標は立てない。とにかく長いイニングを投げること。それが結果的に完封につながっていけばいいし、それがチームに貢献することになると考えている。「一つでも多くやれればリリーフを救えるし、チームを救える」。昨年の開幕投手は警官の制服を着た凜々(りり)しい姿で、チームへの献身を誓った。

 

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