平田さんとまた勝負したい――阪神ドラフト3位の及川雅貴(およかわ・まさき)投手(18、横浜高、183センチ、74キロ、左投げ左打ち)が2日、大阪市内のホテルで開かれた新人選手入団発表会で、中日の主砲・平田良介外野手に挑戦状を突きつけた。
対戦したい打者を問われると、大阪桐蔭高OBらの名前を挙げた。平田と森友哉捕手だ。中学3年生のとき、テレビ番組で対戦経験があるからだ。
「中学生でプロと対戦できるという、めったにない貴重な経験ができた。平田さんからは空振り三振が取れた。森さんには追い込んでからスライダーが甘いところへいって、逃さずセンター前へヒットを打たれました」
3年前の思い出だ。当時は侍ジャパンU―15の代表に選ばれるほどの左腕だった。平田は138キロのストレートで空振り三振。西武の秋山翔吾外野手も含めて挙げた3人との対戦に夢をはせるのだ。
まずは体づくりから。「プロ野球選手から見れば、僕はまだまだ体が細い。下半身を鍛えて土台をしっかりつくれば、安定感も出て、ボールにしっかりと力が伝わるようになると思う」と及川。成長した姿を近い将来、平田らに見せつけるつもりだ。