前回に引き続き、今回は4種類の炭酸水を比較します。
使用するウイスキーは、引き続きサントリーの角瓶を使います。
製造元は明記されておらず、ガスボリュームの表記もありません。
採水地も書いていないため、元の水の質は期待できないでしょう。
実際にハイボールにして飲んでみると、炭酸はそれほど強くなく、ピリピリした辛味も少ないです。
角瓶自体の香り、味わいがそのまま出ているようで、水割りと大差ない印象です。
いい意味で言えば、ウイスキーの香りや味わいを殺さない炭酸水と言えるでしょう。
単に炭酸を入れているだけでなく、硫化マグネシウムと塩化カルシウムを添加しています。
値段については、後述する南アルプス スパークリングよりも10円高い設定です。
ハイボールにして飲むと、炭酸は強く感じられるわけではないですが、ピリッとした辛みは少々強めです。
また、酸味がプラスされて角瓶の甘みは抑えられた印象です。
レモンと異なるのは、表記が「天然水」ではなく、採水地である「南アルプス」となっている点です。
サントリーの天然水の採水地は、白州蒸溜所に隣接する南アルプス、鳥取県の奥大山、熊本の阿蘇の3か所ですが、スパークリングとしては南アルプス、奥大山の2か所のみとなります。
これも東日本、西日本でそれぞれ違う採水地のブランドで売られていると思われます。
一応は強炭酸タイプを謳っていますが、ガスボリュームは明記されていません。
ハイボールにすると、炭酸自体は強くなく、辛みも抑え気味です。しかし、酸味はサントリーソーダよりも少々強めで、苦みが舌に残る印象です。
そのカナダドライから2018年に発売されたのが、強炭酸タイプの「ザ・タンサン」です。
ガスボリュームは明記されていませんが、炭酸の泡もフィルタリングをして磨きをかけていることを売りにしています。
現状、コンビニなどで手に入るのはザ・タンサンで、クリアスパークリングは酒屋さんに行く必要があるでしょう。
ハイボールにして飲んでみると、炭酸は強く感じられ、ピリピリした刺激もしっかり感じられます。ただ、酸味はそれほどプラスされず、角瓶の甘みも抑えられて、とてもドライなハイボールになります。
使用するウイスキーは、引き続きサントリーの角瓶を使います。
ドン・キホーテ 情熱価格 強炭酸水
情熱価格は、ドン・キホーテが発売するプライベートブランドです。製造元は明記されておらず、ガスボリュームの表記もありません。
採水地も書いていないため、元の水の質は期待できないでしょう。
実際にハイボールにして飲んでみると、炭酸はそれほど強くなく、ピリピリした辛味も少ないです。
角瓶自体の香り、味わいがそのまま出ているようで、水割りと大差ない印象です。
いい意味で言えば、ウイスキーの香りや味わいを殺さない炭酸水と言えるでしょう。
サントリー ソーダ
サントリーは飲食店向けに炭酸水を発売していましたが、ハイボールブームや、炭酸水を飲む健康法、嗜好の変化で強い炭酸の刺激を求める声が強くなったことで、2017年にリニューアル、5.0GVの強炭酸タイプにリニューアルされました。単に炭酸を入れているだけでなく、硫化マグネシウムと塩化カルシウムを添加しています。
値段については、後述する南アルプス スパークリングよりも10円高い設定です。
ハイボールにして飲むと、炭酸は強く感じられるわけではないですが、ピリッとした辛みは少々強めです。
また、酸味がプラスされて角瓶の甘みは抑えられた印象です。
サントリー 南アルプス スパークリング
前回紹介した 天然水 スパークリングのプレーンタイプになります。レモンと異なるのは、表記が「天然水」ではなく、採水地である「南アルプス」となっている点です。
サントリーの天然水の採水地は、白州蒸溜所に隣接する南アルプス、鳥取県の奥大山、熊本の阿蘇の3か所ですが、スパークリングとしては南アルプス、奥大山の2か所のみとなります。
これも東日本、西日本でそれぞれ違う採水地のブランドで売られていると思われます。
一応は強炭酸タイプを謳っていますが、ガスボリュームは明記されていません。
ハイボールにすると、炭酸自体は強くなく、辛みも抑え気味です。しかし、酸味はサントリーソーダよりも少々強めで、苦みが舌に残る印象です。
コカ・コーラ カナダドライ ストロング ザ・タンサン
カナダドライでは、ジンジャーエールのブランドとして30年以上日本でも親しまれていますが、それとともに炭酸水としてクラブソーダ(現:クリアスパークリング)、そしてトニックウォーターも発売しています。そのカナダドライから2018年に発売されたのが、強炭酸タイプの「ザ・タンサン」です。
ガスボリュームは明記されていませんが、炭酸の泡もフィルタリングをして磨きをかけていることを売りにしています。
現状、コンビニなどで手に入るのはザ・タンサンで、クリアスパークリングは酒屋さんに行く必要があるでしょう。
ハイボールにして飲んでみると、炭酸は強く感じられ、ピリピリした刺激もしっかり感じられます。ただ、酸味はそれほどプラスされず、角瓶の甘みも抑えられて、とてもドライなハイボールになります。