学生が夜を輝かせる明るい夜学 東京理科大学 理学部第二部

Wolfram Demonstrations Project

物理学科２年　伊藤知尋さん

[背景]
実際の自然現象に現れる力学系は通常非常に複雑であり、標準的な力学の教科書とは全く異なる世界が広がっています。理学部第二部物理学科で開講されている解析力学の講義（坂本玲峰先生担当）では、理論的道具立ておよびMathematicaという数式処理ソフトウェアによる実装について扱っており、同講義の課題として２年生の伊藤知尋さんは二重バネ振り子と呼ばれる系をラグランジュ形式でモデル化し、数値計算を行いましたが、Mathematicaの提供する強力な枠組みと理論的な枠組みとを上手に組み合わせたプログラムは他の研究者にとっても参考となる事例であることから、Wolfram Demonstrations Projectに掲載されることになりました。

Wolfram Demonstrations Project

[モデルと概要]
バネで吊り下げたおもりの先にもう一つ同様なバネ振り子をつなげた至ってシンプルな系を考えます。ここで作成されたデモンストレーションではおもりの重さやバネの強さ、初期状態として与える角の変位などを色々と変化させて時間発展のアニメーションを見ることができますが、バネを経由して二つのおもりが複雑に絡み合う様を眺めていれば、理論的解析を突破した自然現象の妙味を堪能することができます。実際このような系はカオス系と呼ばれ、数値計算ですら正確な予言を与えることのできない、まさに人知を超えた世界となっています。

[使用方法]
１．上記ＵＲＬにアクセス
２．「Download to Desktop」をクリック。Mathematicaをお持ちでない場合、途中で指示に従って無料のPlayerをダウンロード（iOS版もあり）
３．左上で「time t」と表示されたバー右端の「＋」ボタンをクリックしてアニメーション再生ボタンを表示
４．下部のボタンを用いておもりの重さなどのパラメータを変化させる。パラメータの定義などは「Details」セクション参照

ファイル下部にはソースコードをダウンロードするメニューがありますが、コードを見るとMathematicaの強力な機能を使用することにより簡潔なコードで動いていることがお分かりになると思います。

第十三回全日本学生・ジュニア短歌大会優良賞

山田菜央さん（物理学科）
髙橋裕帆さん（物理学科）
鈴木稔真さん（化学科）

「日本語表現法３（小林真美先生）」を本年度前期に受講した山田菜央さん、髙橋裕帆さん、鈴木稔真さんが、日本歌人クラブ主催「第十三回全日本学生・ジュニア短歌大会」の＜高校生・大学専門学生の部＞において、「優良賞」に入選いたしました。
　「全日本学生・ジュニア短歌大会」は、日本最大の歌人団体である日本歌人クラブが主催し、後援に文化庁・毎日新聞社・東京都教育委員会を置く、小学生から大学専門学生を対象とする短歌コンクールです。
　今回は、＜小学生・中学生の部＞をも合わせ、全5,448首の応募がありました。
　作品は、それぞれ「優良賞」入選作品として選出され、大会開催時に発行された、入賞入選者の全作品を記した入選作品集に掲載されているほか、入選を讃えた賞状が贈られています。

入選作品
「美しさを知らぬやつらが詩的にあいまいに詠む微分積分」（山田さん）
「点々と落ちる点滴見つめては先の見えない明日を憂う」（髙橋さん）
「一目惚れ片想いをし単結合目指す想いは多重結合」（鈴木さん）

★参考ホームページアドレス★
日本歌人クラブhttps://www.nihonkajinclub.com/
全日本学生・ジュニア短歌大会https://www.nihonkajinclub.com/日本歌人クラブの主な活動/全日本学生-ジュニア短歌大会/

第三十回伊藤園お～いお茶新俳句大賞

山崎時生さん（物理学科）

「日本語表現法４（小林真美先生）」を昨年度後期に受講した山崎時生さんが、伊藤園新俳句大賞実行委員会主催「第三十回伊藤園お～いお茶新俳句大賞」において、「佳作」に入選いたしました。
　「伊藤園お～いお茶新俳句大賞」は、現在までに、累計応募総数3,500万句を超え、最も大きな俳句コンクールとして、広く知られています。
　今回は、昨年度より4万句多い1,995,869句の応募があり、過去最多句数となりました。
　山崎さんの作品は、佳作入選作品の一句として選出されました。山崎さんには、後日、入賞入選者の全作品を掲載した作品集「自由語り」、並びに賞状が贈られます。

入選作品「腰掛た隣の杭には赤とんぼ」

◆リンク先◆
「第三十回伊藤園お～いお茶新俳句大賞」HP

第６回全日本学生囲碁最強位戦

山田真生さん（数学科）

第６回全日本学生囲碁最強位戦で理学部第二部数学科の山田真生さんが優勝されました。決勝戦は、奇しくも工学部工業化学科の栗田佳樹さんとの理科大対決になりました。

第６回全日本学生囲碁最強位戦フォトアルバム

第十二回全日本学生・ジュニア短歌大会

仁藤圭亮さん（物理学科）

「日本語表現法３（小林真美先生）」を本年度前期に受講した仁藤圭亮さんが、日本歌人クラブ主催「第十二回全日本学生・ジュニア短歌大会」の＜高校生・大学専門学生の部＞において、「奨励賞」に入選いたしました。
　「全日本学生・ジュニア短歌大会」は、日本最大の歌人団体である日本歌人クラブが主催し、後援に文化庁・毎日新聞社・東京都教育委員会を置く、小学生から大学専門学生を対象とする短歌コンクールです。本年度は「日本歌人クラブ創立７０周年記念」にあたる大会として開催されました。
　今回は、＜小学生・中学生の部＞をも合わせ、全5,542首の応募がありました。
　仁藤さんの作品は、奨励賞入選作品の一首として選出され、大会開催時に発行された、入賞入選者の全作品を記した入選作品集に掲載されています。

入選作品「微積分やっと分かっていい気分夜食を買いにセブンイレブン」

★参考ホームページアドレス★
日本歌人クラブ
全日本学生・ジュニア短歌大会