「掛け替え」のない存在

7年、いえ8年前になりますか。

初めて出会った日のこと、君は覚えているでしょうか。

一目見たときから、その凛とした姿に心を奪われたのですよ。




君と暮らしを共にするようになってから、

ぼやけていた世界がクリアに見えるようになったのです。




君と一緒に色んなところへ行き、

君と一緒に色んな景色を見て、

君と一緒に色んな本を読みましたね。

すべて、君のおかげ。




君が私の歩む道を示してくれたから、

ここまで来れた。




なのに、また世界がぼやけて映る。




ここがどこかもわからない。




どこに歩いていけばいいのかもわからない。




君がいないと、世界はこんなにも暗くて不安なのですね。





私は、たくさん君を傷つけました。

君が段々歪んでいくことに、目を背けていました。




大切にできなくてごめんなさい。




生まれ変わったら、また私のところへ来て、

鮮やかな世界を見せてくれますか。








ありがとう。さようなら。


リーガル
Filed under: 黒崎 — 21:00