クラーク女子高校球児が憧れの楽天本拠で躍動 小野寺佳奈「狙って」3者連続三振

開志学園戦に先発したクラーク記念国際仙台キャンパス・小野寺佳
開志学園戦に先発したクラーク記念国際仙台キャンパス・小野寺佳

◆楽天イーグルスカップ東北女子野球交流大会(30日、楽天生命パーク宮城)

 女子野球の「楽天イーグルスカップ東北女子硬式野球交流大会」が30日、楽天生命パーク宮城で初開催され、クラーク記念国際仙台キャンパス(宮城)が宮城に開志学園(新潟)と叡明(埼玉)の2校を招待して交流戦を行った。プロも使用する球場での試合に、選手たちも大興奮。試合は叡明に逆転勝利し、開志学園とは引き分けた。

 テレビで見たことのある憧れの場所で、女子高校球児が躍動した。クラーク記念国際仙台キャンパスが、提携しているプロ野球・楽天の本拠地である楽天生命パーク宮城に他県の2校を招いて実施。主将の庄司美空(みく)内野手(2年)は「試合を見にきていた球場。みんなからもすごい楽しみという声が上がっていた」と話した。

 叡明との第1試合は終盤に打線が爆発して13―6で逆転勝ち。第2試合の開志学園戦は、18歳以下の高校生チームで構成された女子日本代表「マドンナジャパン」の一員としてアジア杯連覇に貢献した小野寺佳奈(2年)が先発。3安打2失点、2―2の同点となった直後の7回裏は「最後(の公式戦)だから狙っていった」(小野寺佳)と、この日最速117キロの直球で3者連続三振に抑えた。

 「プロも使っているところでできる。きっかけになってくれればいい」と石田隆司監督(30)。来年以降は参加校や日程も増やし、規模も拡大していく予定だという。この貴重な経験を成長につなげる。(有吉 広紀)

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