こんばんは。
慶子です。

この間、次男のウメくんが怪我をして
救急車を呼んで乗ったのです。

その時長男のモモくんは
私がウメ君を抱きかかえて救急車に乗るところまで
ついてきていました。

「お兄ちゃんは家でおばあちゃんと待っていてね。
お母さんはウメくんと病院へ行くからね。」
と私は伝えてから行きました。

それから夜遅くに帰宅して、
私の母が
私とウメくんが救急車に乗った後のモモくんの言動を
教えてくれました。



モモくんはいつも通りの表情で
おもちゃで遊んでいたそうです。

それから私の母に、
「おばあちゃん、お母さんはどこに行ったの?」
と聞いたそうです。

私の母は、
私とウメくんが病院へ行ったことを説明しました。

するとモモくんは、
「お母さん、大丈夫かなぁ?」
と言ったそうです。

私の母は、
えっ?弟は心配じゃないの?
とびっくりしたそうです。



私はこの話を聞いて、
「あ、本当にモモくんは障害があるんだなぁ。」
と、妙に納得しました。

発達障害がある人は
感情が顔に出ないことがあり、
心の内を周りにうまく伝えられないことがあります。

そして、モモくんは(これも発達障害がある人の特性なのですが)
予定変更に非常に弱く、
見通しが立たないことはとても苦手です。

いつもと違うことが起こると、
フリーズしてしまったり、
パニックを起こすことがあります。

そして、モモくんは
短期記憶が弱いので、
聞いたことや見たことをすぐ忘れてしまうことがあります。

そして、
モモくんは見えないものは分からないので、
救急車に乗ったお母さんと弟が
その後どうなったかという想像が
できなかったのだと思います。(どこへ行くのか、いつ帰るのかが私にも分からなかったため、モモくんに伝えられませんでした。)

これらの発達障害の特性が
モモくんの言動の元になっていると思うのですが、
そのせいで
勘違いをされるわけです。

えっ?弟は心配じゃないの?
って。



モモくんは一言も「僕は弟のことが心配じゃないよ。」とは言っていません。

ウメくんが帰宅した後、
「ウメくん大丈夫だった?」
とモモくんは聞いていましたので
心配していないわけではないと私は思います。(どれくらい心配していたかは分かりませんが。)

こんな風に様々な特性が絡み合って
誤解が重なるので
コミュニケーションに支障が出るのですね。