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2016年06月23日

北方八幡宮本殿品軒切り

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品軒付け横から見た図。よく通っています!
「通っている」という状態は品軒の厚みの線がまっすぐ見える状態。
この状態を作るには目の錯覚を計算し、真ん中を気持ち薄めにして両サイドを気持ち厚めにし、反らしています。
左側に見える白い紐は後から取り除くもので、軒切りの振動で軒が崩れないようにするためです。

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品軒の上に抑えの板が乗っています。この板のラインが軒切りのラインです。品軒の出幅は現場により最適のバランスを決めています。今回はここが最適地点。

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軒切りの写真。右から左に切っていきます。右利きの人が多いからでしょうか。
軒切りには「ちょうな」を使います。「ちょうな」は軒を切る専用の刃物で、まるで袴のような形をしています。檜皮葺の作業にはその作業にあった刃物が古来より使われています。

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