東海大が2年連続9度目の優勝を7戦全勝で飾った。拓大に敗れた日大と、法大に勝った流通経大は5勝2敗で並び、直接対決を制していた日大が2位、流通経大は3位。両校は、東海大とともに全国大学選手権の出場権を獲得した。
すでに9度目のリーグ戦優勝を決めていた東海大は、後半30分過ぎまでリードを許す苦しい展開。同32分にWTB杉山のPGで逆転し、終了直前にはFWのモールからFB酒井がトライ。27―18と突き放し、4年ぶりとなる全勝を飾ったが、木村季由監督は「内容にはかなり不満」と話した。
SO真野主将ら主力7人をけがで欠いた中での最終戦。指揮官は「クオリティの低い試合だった。大学選手権で対抗戦と戦うには、もっとブレイクダウンで戦わないと」と厳しかったが、観戦した真野は「若いメンバーで接戦を勝ちきれたのは収穫。大学選手権で優勝するために課題が出たこともよかった。全てプラスに考えています」と笑った。