しばらく前にセンターマークを付けただけで止まってたR130Sfですが、ちゃんと光軸調整する事にしました。
R130Sfはあまり使っていなかったので、これを機に使用率を上げたいところです。
最初に断っておきますが、自己流のやり方なので結構適当です。
きっちりガッツリ合わせたい方は、他のページをご参照下さい。
それと、ビクセンは反射望遠鏡の光軸調整はメーカーに送り返して欲しいとアナウンスしているので、
あくまでも自己責任でやっています(そんな手間は勿体ないので自分でやってしまうのですが(^_^;)。
まず、最初は斜鏡を合わせます。
蓋を開けて反射望遠鏡を接眼部から覗くと、こんな風に見えます。
ある程度斜鏡が合っていると、奥に主鏡が映っていると思います(斜鏡が完全にずれていると、主鏡すら見えません)。
まずは斜鏡全体に主鏡が映るように調整します。
斜鏡はどこで合わせるかというと、正面にある合計4本のネジを使います。
中央のプラスネジが引きネジで、3ヶ所の六角ネジが押しネジです(多分…)。
つまり、プラスのドライバーと六角レンチが必要になりますので、注意が必要です。
さて、本当は引きネジを緩めて六角の押しネジで調整して…とやるのですが、
斜鏡のズレが大きい時は全部のネジを完全に緩めてから手で斜鏡を動かして、
斜鏡全体に主鏡が映るように位置を合わせてから順にネジを締めています。
主鏡がどこまで見えているかは、3方向にあるツメが見えるかを目安にすれば良いと思います。
大体主鏡が真ん中に入ってきたら、光軸調整アイピースの出番です。
たまに望遠鏡専門店とかで売っているこんなアイテムです。
左側をドローチューブに挿して使います。
筒の先端には十字線が張ってあり、中心位置が分かりやすくなっています。
反対側には小さな穴が開いています。
ここから覗くと、十字線の交わるところが大体ドローチューブの中心になります。
この穴から覗きながら、光軸調整アイピースの視野円>斜鏡≧主鏡>斜鏡の影>センターマーク
と同心円状に並ぶように調整していきます。
R130Sfのスパイダーは4本十字になっているので、光軸調整アイピースの十字に重ねるとやり易いです。
ちょっとずれているのですが、下の写真まで追い込めれば大丈夫かと思っています。
この際、センターマークが中央に入っているのにスパイダーの位置がずれている事があります。
主鏡がずれているためと思われますので、ここでようやく主鏡を直します。
R130Sfの裏面はカバーで覆われているため、光軸調整にはまずカバーを外す必要があります。
裏面の3本のビスを外します。
外すとこんな感じです。
主鏡が直接見える状態になります。
裏面カバーは主鏡の保護も兼ねているようです。
裏面のネジ配置はこんな感じです。
ここでも六角レンチとプラスドライバーが必要です。
感覚としては、プラスのネジを緩めて六角ネジで調整後、プラスのネジを締め直します。
ここまで完了したら、後は実際に星を見て最終調整です。
書くとやたらと長くなってしまいましたが、慣れると大体10~15分くらいです。
個人的には、斜鏡を合わせれば半分終わりだと思っているので、斜鏡は一度合わせたら後はいじりません。
斜鏡がずれてしまうと、暗い星空の下で斜鏡を合わせ直すのはちょっと大変なので、
出来れば明るい室内で完了させておきたいです。
R130Sf 光軸調整 屋外編に続く…
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