2019年10月に消費税増税が開始され、お店のキャッシュレス還元などもありいろんな場面でキャッシュレス決済を利用する人が増えたと思います。
スーパーで買い物をしていると、子供もスマートフォンでお菓子を買い物していたり、楽天Edyやnanacoなどの電子マネーを利用している子供もいました。
子供のお小遣いも現金よりキャッシュレス化にしている親も増えていますし、興味がある親もいるようです。今回の記事では子供に持たせても安心な電子マネーや子供お小遣いをキャッシュレス化したときのメリット・デメリットを紹介したいと思います。
子供お小遣いは渡してる?やっぱり現金?
株式会社ドゥ・ハウスさんによる「子どものお小遣い」に関する調査結果では、子供に定期的にお小遣いを渡す派は47.8%で、都度渡す派は41.4%という調査結果がでています。約半数が子供にお小遣いを渡している結果になりました。
お小遣いを渡している親に聞いてみた所、ほとんどの場合は現金という結果になっており、キャッシュレス決済のクレジットカードや電子マネーなどは1割にも満たない結果となっています。実は、これは日本国内での結果なのでだいたい予想はできていたのですが、アメリカや中国、韓国では子供のお小遣いもキャッシュレス化がかなり進んでいるのです。
日本では現金の方が簡単ですし、財布にきちんと入れて管理させるという親と子供のコミュニケーションや利便性あるのでまだまだ日本ではこのやり取りがメジャーですよね。
ですが、調査結果によると約7割の親は既にキャッシュレス決済を利用したり、現金よりも多く利用していると答えていますので時代は急速に進んでいます。今ではほとんどの子供が親と連絡取れるように携帯電話をもたせていたり、電車に乗るための子供Suicaをもたせている家庭も増えているので、子供のお小遣いもキャッシュレス化にしてみたいと興味をもっている親もここ数年で5割以上増えているのです。
子供のお小遣いをキャッシュレスにするメリット・デメリットを解説
子供のお小遣いをキャッシュレスにするとメリット・デメリットが発生します。どの程度許容できるかによりますが、早速みてみましょう。
子供のお小遣いをキャッシュレスにするメリット
- 現金を持つ必要がないので衛生的に良い。
- 財布を持つ必要がないので軽量化
- 現金を用意する必要がなく、離れていても1円単位ですぐにチャージできる。
- 収入・支出など購入履歴は親も容易にわかるので管理しやすい
- キャッシュレス社会の利便性や使い方などの勉強にもなる
子供のお小遣いをキャッシュレスにするデメリット
- チャージした金額しか使うことはできませんが、現金を使用している感覚が薄れるので使いすぎてしまう可能性がある。
- スマートフォンは高価ですし、電子マネーなどを落としてしまう可能性がある
- 現金の使い方がわからなくなる
- キャッシュレス決済が利用できない場合もある
キャッシュレス決済にすると子供がいつ・どこで・なにを買ったか把握できるのがいいですね。現金だと何を購入したかわかりませんし、何を食べたのかもわかりません。親にとっては子供のお小遣いをキャッシュレスにすると安心にも繋がります。
お金を使用しているという感覚が薄れますので、ゲーム感覚で買い物してしまうところです。ついつい使いすぎてしまう事も多いと思いますが、そこはお金の勉強なので高校生や大学生になってから無駄遣いさせない意味でもキャッシュレスの利便性などを勉強をさせる必要があります。他に駄菓子屋さんなどキャッシュレス化してない場所も多いので、子供にとっては不便な地域も多いですね。
子供でも電子マネー持てるの?年齢制限はある?
さすがにクレジットカードは18歳未満だと持つことは難しいですが、チャージ型の電子マネーなら子供でも持てるものはあります。
子供でも持てる電子マネー | 年齢制限・使用条件 |
Suica・PASMO | 年齢申請で、子供用定期券や記述式カードを発行できます。もちろん電子マネー機能を付けることも可能です。 |
楽天Edy | 年齢不問 |
nanaco | 15歳以下は親権者の同意で発行可能。 nanacoモバイルハ15歳以下の登録は不可。 |
WAON | 所有者としての情報登録は16歳以上のみですが、年齢不問で発行できます。 モバイルwaonハ15歳以下の登録は不可 |
iD・QUICPay | クレジットカードが必要なので18歳以上しか基本的に持てないようになっている |
このように電子マネーであれば、子供でも発行できます。子供のお小遣いもキャッシュレスにできるので、現金ではなくお小遣いもチャージしてあげるとポイントの還元が受けられるようになります。
また、電子マネーには子供用も用意されており、さらに安全に使用することができます。
子供にスマホを持たせている家庭も増えているので、PayPay、LINEPay、楽天ペイなども有効です。
電子マネーと同じくQRコード決済もお金を支払っている感覚は薄れていきますが、大人になるにつれて管理能力を勉強させるという意味合いでも非常に重要です。小さい頃からお金に対しての知識が乏しいと、大人になってから歯止めが効かなくなり、クレジットカードで買い物散財やアプリゲームなどに課金する高校生や大学生も増えています。
まとめ
日本のキャッシュレス化は増税を機に一気に普及していますが、それでもまだまだ中国やアメリカには遠く及びません。ですが、政府が日本全国キャッシュレス化を目指しているのでどんどん使える店舗も増えていきますし、これからは間違いなく現金からキャッシュレスの時代になります。
いつでも、どこでも高速送金、チャージができて、旅行や高額な支払いもどんどんキャッシュレスでデータ管理できるようになります。仮想通貨なども出てきて価値の保存にも有効ですね。現金だと不正取引や偽札などの問題もあるので、海外では高額紙幣を廃止するような話し合いも進んでいるとの事です。
これからもクレジットカード、電子マネー、QRコード決済の激しい覇権争い、様々なサービスやメリットで満ち溢れると思いますが、学校ではあまり教えてくれない時代です。親が率先して子供に次世代のキャッシュレスについて経験させたり、教えてあげないと大きな時代の流れに対応できないくらい時代は刻々と変化しています。