今回は本ブログの主題でもある「サラリーマンがセミリタイア(アーリーリタイア)する方法」について考察します。
本記事では本ブログ内の別記事へのリンクを要所要所に貼ってあります。
興味がある箇所だけでもリンク先の記事をご参照頂ければ幸いです。
<<目次>>
「平凡なサラリーマンがセミリタイア(アーリーリタイア)する方法」
ひょしおんぬは過去記事でも何度か書いているように、平凡なサラリーマンであれば問題なくセミリタイア可能だと考えています。
実際にひょしおんぬは2017年に立てたセミリタイア計画の資産推移目標通りに資産額を増やしています(セミリタイア(アーリーリタイア)に向けての資産状況)
ただし、当然ですが何も考えずに漫然と生きていてはセミリタイアは出来ません。
自分のセミリタイア計画に合わせた「投資」と「節約」が必要になります。
そして最も大切なのが「セミリタイアの為に「投資」と「節約」を継続するぞ!」というモチベーションを維持することです。
「投資」や「節約」はその気にさえなれば誰にでもできます。
よって「誰にでもセミリタイア可能」と言えるわけですが、「投資」「節約」を長期間継続する為にはテクニックが必要です。
今回はそのテクニックについても記事にしていきます。
「投資を継続してセミリタイアする」
セミリタイアする為には投資が必須です。
労働期間中に資産を形成する速度を向上させるだけでなく、引退後に資産が減少する速度を緩やかにする役割も担っています。
投資先には数多くの候補が挙げられますが、ひょしおんぬは主に「全世界の株式へ分散投資」する投資信託に投資しています。
これは「株主になることで自分の為に働いてくれる労働者を作る(搾取される側から搾取する側に移る)」ことと「今後も発展するであろう世界経済に乗っかる(株式投資が儲かる理由))」ことが目的です。
これによる期待リターンは年利5%(過去100年以上の実績より算出)を想定しています。
なお個別株投資は、投資先の企業を選定することが簡単ではなく、一般投資家にはハードルが高いのでお勧めしません(投資信託を活用すれば誰でもセミリタイア可能)
投資有無による資産額推移の具体例として以下条件のグラフを載せます。
・共働き夫婦、子供一人を想定
・世帯手取り年収600万円
・年間300万円を貯蓄、同額を投資(年利5%)
・42歳にリタイア
投資をしているケース(赤線)と投資をしていないケース(青線)を比較すると、リタイアをした42歳時点ではそれほど大きな資産額の差はでませんが、リタイア後の資産が減少するペースが大きく違うのがよく分かります。
これが投資有無による差です。
他の具体例として、収入額に関係なく「手取り収入の55%を年利5%を得られる資産に投資する」ことが出来れば、資産0円からでも約10年でセミリタイアできるコトも挙げさせてもらいます(収入・貯蓄に関係なく10年でセミリタイアする方法)
これを無理に狙う必要は一切ありませんが「セミリタイアできる」ということは理解頂けるはずです。
「投資を継続するテクニック」
投資による効果は理解頂けたと思いますが、投資を継続するにはテクニックが必要です。
そのテクニックは使い古されたものですが「毎月自動的に投資信託を購入するよう設定し、残ったお金で生活する」です。
よく聞く「給料が振り込まれたら自動的に定期預金に貯金し…」の投資バージョンです。
ひょしおんぬの場合は楽天証券・楽天銀行を使用しており、「楽天証券で毎月〇〇日に投資信託を〇〇万円買う」と設定しておくと、自動的に楽天銀行から楽天証券に必要金額が振り込まれ、投資信託が購入されるようにしています(自動スイープ設定)
よって一度設定をしてしまえば、楽天銀行に振り込まれた給与が勝手に投資信託購入に使用されるようになりますので、投資にかける労力はゼロです。
そうしておけば、投資家が意識することなく自動的に投資を継続することができ、かつ銀行口座には余った給与しか残らないので、無駄使い防止(したくてもできない)にもつながります。
「節約を継続してセミリタイアする」
例え投資に成功しどれだけ資産を増やすことに成功していたとしても、浪費していてはセミリタイアは絶対に不可能です。
お金は使おうと思えばいくらでも使い道があり、お金を手に入れた当初は大金を使えば使うほど満足感が得られます。
そして「大金を使う生活」にいったん慣れてしまう(生活水準を上げてしまう)と、そう簡単には元の生活に戻せません。
そうすると「セミリタイア不可能」どころか「老後破綻」も見えてきます。
よって、セミリタイアするには節約意識を高めたまま(生活水準をキープしたまま)生活していくことが求められます。
とは言え無理に毎日「節約しよう」と考えながら生活していては心労が重なって疲弊してしまいますので、キーワードとして「調子に乗らない」という言葉を挙げさせてもらいます。
サラリーマンをしていると「ボーナス」を受け取る機会があります。
投資をしていると「株価の暴騰により資産が大きく増える」こともあります。
そんな時あなたは「調子に乗って」お金を使っていませんか?
「お金が手に入った分だけ消費する」生活を続けていては一生セミリタイアできません。
あなたが「本当に欲しいモノ」にだけお金を使うよう心がけましょう。
「節約を継続するテクニック」
節約を継続するのは思っているほど簡単ではありません。
「節約の為に極力暖房を使わないようにしよう」と決意したはいいものの、寒さに耐えきれずに暖房を入れてしまうような経験はありませんか?
「節約しよう」と決意するのは簡単ですが、それを継続するのは困難です。
その理由の多くは「すぐには効果が実感できないから」 です。
光熱費の節約は、節約をしてから1~2か月先の光熱費が通知される日まで効果が不明ですし、通知があったとしても光熱費が数万・数千円も下がるわけではないので、効果がそれほど実感できません。
また外食を控えるようにしていても1回当たり数千円の節約にしかならず、自宅での食事に安い食材を活用するようにしても数百円単位の節約にしかなりません。
節約をひとつひとつの事象別に見てしまうと、総じて「少額」の効果しか出ないのです(「色々とした節約」の合計金額は大きいはずですが)
そこで節約を継続する為に「少額の節約は未来の大金になると理解する(お金を貯めるコツ(節約を続けるコツ))と覚えてください。
節約により「今得られたお金」は少額かもしれませんが、投資に回すコトで「未来のお金」は大金となっています。
あなたが1か月間外食を控えて貯めた1万円は、将来の10万円です。
また、これからの人生で散髪代を節約すれば1,000万円以上の資産ができます。
こういったイメージを常に抱くように意識し「少額のお金は未来の大金」であることを忘れないようにする必要があります。
「セミリタイアへのモチベーションを維持するテクニック」
と、ここまで読んで頂いて「頑張って投資、節約しよう!」と思い至った読者がいてくれたら幸いです。
(ひょしおんぬは本記事を書いていてモチベーションアップしました)
しかし、その思いはいつまでも続くわけではありません。
映画やドラマを見て感動しても、翌日にはその感情のほとんどを忘れてしまいます。
プロジェクトX等で偉業を達成した人の物語を見て「自分も仕事を頑張ろう!」と考えたとしても、数日でその情熱は消えてしまいます。
セミリタイアするには「投資・節約意識を維持し続ける」必要があります。
しかし「意識」は儚く消えやすいので、それを維持するためには”リマインド”が簡単でかつ効果的です。
ここからはその「リマインド」のテクニックを紹介していきます。
「自分の資産額の推移を記録する」
どんな努力も効果が出ていないとモチベーションが上がりません。
そこで、資産額の推移を記録することをお勧めします。
ひょしおんぬであれば本ブログで公開しているように「一か月に一度夫婦の資産額を確認し、エクセルでグラフ化、ブログに掲載」という段取りを取ることで、資産額が着々と増加していることを実感しています(セミリタイア(アーリーリタイア)に向けての資産状況)
そしてセミリタイアが近づいてきているコトを理解(今のやり方で間違っていない。と)し、モチベーションアップにつなげています。
日々家計簿をつけることも大切かもしれませんが、上記のように「現状(1か月生活した結果)」だけでも毎月残しておくことをお勧めします。
(ひょしおんぬは面倒なので家計簿を付けていません)
「セミリタイア・節約・投資に関する情報に触れる」
定期的に本やインターネット等で、「セミリタイア」「節約」「投資」の情報を見ていると、セミリタイアに対する情熱が失われずに済みます。
ひょしおんぬであれば、本ブログ記事の作成やセミリタイアブログの定期チェック、経済ニュースの購読、などなどが挙げられます。
セミリタイアに関する情報に触れることでセミリタイアに対する情熱を再燃させ、大きくなった情熱の力でセミリタイアに関する情報に触れる時間を作る。
こういった好循環が起こればあなたはセミリタイア可能なモチベーションを手に入れたも同然です。
(このブログがそのきっかけとなってくれたら最高です)
「セミリタイア後の生活を想像する」
セミリタイアできれば、あなたの時間はあなただけのものです。
あなたの所属会社の株主に、あなたが稼いできた利益を搾取されることもありません。
その時の自分の姿を想像してください。
ひょしおんぬであれば「ディズニーリゾート」と「家族といる時間」が大好きなので
ディズニーリゾートに家族でいる姿を想像してモチベーションアップにつなげています。
また、実際にディズニーリゾートに行った際に「セミリタイアすればこの幸せな時間がもっと作れるぞ」と想像することもあります。
多くのサラリーマンは「仕事行きたくないなぁ…」と考えたことがあると思います。
一般的にその「仕事に行かないで済む状況の実現」は「実現不可能な夢」と捉えがちですが、セミリタイア可能だということを理解すれば、それはただの「夢」ではなくなく「目標」に変わります。
「仕事行きたくないなぁ…」という考えをセミリタイアへのモチベーション元にできれば、無限にモチベーションが沸いてくることでしょう。
(それが健全どうかは置いておいて…)
「誰にでもセミリタイアできる」
セミリタイアは誰にでも実現可能です。
しかしその為には「投資」「節約」を継続して行うことが必須です。
一時的に「投資」や「節約」を行うコトは誰にでも可能ですが、継続する為にはテクニックが必要です。
今回はそのテクニックについて記事にさせてもらいました。
この記事を参考にセミリタイアに成功した読者が出てきてくれれば、これ程嬉しいことはありません。
「セミリタイアできる」とは、言い換えれば「収入を気にしないで好きな仕事ができる」とも言えます。
ひょしおんぬの場合、セミリタイア可能な資産を構築した後には「自分の好きなコトをして(少額でもいいので)稼ぐ生活をする」ことを目標にしています。
その日が楽しみです。
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それではまた。