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気多大社、12月1日から「入らずの森」特別参拝 正装、撮影は禁止

2019/11/30 01:57

 羽咋市の気多大社が12月1日から1カ月間限定で初めて行う国天然記念物「入らずの森」の神門開扉で、フォーマルな服装でしか立ち入りができないことになった。神聖な場所のため、写真や動画の撮影も禁止される。森の植生に配慮し、靴の底に付着した泥などを取り除いて入るよう呼び掛ける。

 

 森に立ち入りができるのは「氣の葉祭」で祈願料3千円を納めた人のみとなる。神門から3、4歩程度森の中に進み、二拝二拍手一拝して、気を一新する。

 

 森は古くから立ち入りが禁じられている「神域」のため、男性は背広とネクタイ、女性はスーツなどのフォーマルな服装とする。植生に影響を与えないようビニールシートを張り、歩ける場所にはこもをかぶせる。

 

 気多大社によると、多くの参列が見込まれるため、一日当たり1700人までとする。受付所も特別に設置し、足場が悪いためにスロープや手すりも設けるなど万全の体制で臨む。

 

 三井孝秀宮司は「環境保護の意識を高めてもらい、生まれた町の鎮守の森を守る気持ちになってもらえると幸い」と話した。