“懐かしい”のに“新しい”。『ハミルトン』1930年代の傑作がこの冬、リファイン
アメリカンクラシックを代表するウォッチメーカー『ハミルトン』。1892年の創業以降、高い製造技術に裏打ちされた実用性とファッション性で、多くの人々を虜にしてきました。なかでも「ボルトン」は、発表から80年以上もの間男女を問わず愛され続けるロングセラーモデル。しかもこの度は新作が発表され、一段と注目を浴びています。特徴的なケースに秘められた特有のエレガンスはそのままに、ディテールはモダンに進化。“懐かしい”のに“新しい”魅惑の1本を身に着ければ、大人の冬の装いもすぐさまアップデートされるはずです。
80年前から唯一無二。樽型でも角型でもない、「ボルトン」という腕時計
ゆるやかに美しいカーブを描く、独創的なフォルム。初代「ボルトン」発表当時のニューヨークを中心に流行したアール・デコ調のデザインを想起させるケースは、今見ても驚くほど新鮮です。いわゆるトノー型やレクタンギュラーケースとも異なり、柔らかさと力強さが絶妙にマッチ。『ハミルトン』特有のケース形状といえば真っ先に盾形の「ベンチュラ」を思い起こすかもしれませんが、よりクラシカルな面持ちの「ボルトン」もまたブランドの象徴といって過言ではないでしょう。
唯一無二の個性的なケース。にもかかわらず、「ボルトン」には大人の着こなしにすんなりと寄り添う上品さがあります。装いをエレガントに演出するドレスウォッチ的な魅力は、写真のモノトーンコーディネートを見てもらえれば一目瞭然でしょう。必要以上に尖らず、丸くもならない。そんなケース形状は、スタイルのある大人の条件とも重なるのです。
よりモダンに洗練された「ボルトン メカ」は、何が変わったのか
![よりモダンに洗練された「ボルトン メカ」は、何が変わったのか 2枚目の画像](data:image/svg+xml,<svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="450" height="350"><rect fill-opacity="0"/></svg>)
![よりモダンに洗練された「ボルトン メカ」は、何が変わったのか](data:image/svg+xml,<svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" width="450" height="600"><rect fill-opacity="0"/></svg>)
普遍的なスタイルを持つ「ボルトン」ですが、今冬のリファインでは何が変わったのか。結論からいうと、より現代的な需要に応えるべく、中身から細部まで全体的に手が加わりました。あくまで大きな見た目は変えず、バランスを保ちながら大胆にチェンジ。そんな小さくても大きな変更点を、3つ解説していきます。
ポイント1エレガンスの中に男らしさを匂わせる、縦幅38.8mmのビッグケースに
3つの変化の中でも一際目を引くのが、大きくなったケースサイズです。「ボルトン」は長い歴史の中でこれまでも何度かリニューアルを重ねましたが、今回のメンズモデルは縦幅38.8mmと腕元での存在感がより高まりました。サイズアップすることで優雅なルックスに男らしさが加わり、視認性も向上。2018年時のアップデートから採用されているローマンインデックスもより強調され、スタイリッシュかつ品格漂う仕上がりに一役買っています。
ポイント2『ハミルトン』の今を象徴する手巻きムーブメント「H-50」を搭載
クラシカルなルックスに合わせて、内面もクラシカルに。新作には「メカ」と名前がつくように、最新の手巻きムーブメント「H-50」が使われました。これにより、最大巻き上げ時に80時間ものロングパワーリザーブを実現。たとえ週末に時計を外しても、忙しい月曜の朝に巻き直す必要がありません。とはいえ空いたタイミングでゆっくりとリューズを巻く時間もまた、手巻きならではの贅沢。まるで自分の時間をリセットするような所作が、腕時計へのさらなる愛着を育んでくれるでしょう。
ポイント3マットな質感のカーフストラップが落ち着いた腕元を演出する
嫌味にならない適度な上品さこそ、「ボルトン」の真骨頂。その魅力を一段と引き立てるのが、絶妙な風合いのストラップです。光沢のあるホワイトダイヤルモデルには、マットなブラックレザーを採用。両者の質感を対比させることで、全体の印象に深みが生まれました。また、ストラップ本体と同系色のステッチやクロコダイルパターンを入れることで、大人の男性に似合う奥ゆかしさを表現している点も見逃せません。
よりファッショナブルなカラーモデルも。大人の深みを見せる2色をチェック
実は、今回のアップデートにはもう1つ語るべき要素があります。それが新色の存在。ブルーとグリーンのカラーダイヤルが新たにラインアップに加わり、ファッション的に楽しみの幅が広がりました。ブルーには同色、グリーンにはブラウンと、それぞれダイヤルと馴染みの良いカラーのレザーストラップを選択したセンスも光ります。
カラー1個性的な形状も、精悍なブルーダイヤルならスーツスタイルの粋なアクセントに
ネイビーに近いブルーは、ビジネスシーンにおいても重宝される色。ゆえに定番のスーツに合わせても、違和感なく楽しむことができるでしょう。とにかく使い勝手が良く、例えば腕時計の色を軸に全身をブルートーンでまとめたせたスタイルにも応用可能。精悍で遊びのあるスーツスタイルを実践する際にも、ブルーダイヤルが力を発揮するのです。
カラー2美しいグリーンが、カジュアルスタイルに大人の深みと遊びを潜ませる
よりレトロでカジュアルな印象の強いグリーンダイヤルは、オフの日の頼れる相棒に。ブラウンレザーストラップとのオーセンティックなカラーコンビネーションは、ジーンズなどの定番アイテムと相性抜群です。また、同系色のカーキで色を拾って大人のミリタリーコーディネートに組み込むのも一手。落ち着いたデザインの「ボルトン メカ」が腕元で上質さをキープしてくれるため、ワイルドすぎない装いに仕上がります。
気の利いた“ギフト”も喜ばれる。ペアに最適なレディースモデルも用意
38.5mmサイズと男性的な力強さを備えた最新のボルトンですが、ラインアップにはレディースウォッチも顔を並べます。というのも、実は初代「ボルトン」は女性用腕時計として誕生したモデル。そこから人気に火がつき、シリーズが拡大されていったのです。レディースの最新昨は縦幅27.4mmとコンパクトなサイズ感で、「ボルトン」のエレガントさ、繊細さがよりアピールされています。いずれにせよ、タイムレスなデザインは男女共通。こんなペアウォッチなら、かけがえのないパートナーとのタイムレスな関係を約束してくれる……、かもしれませんね。
しかも、レディースの腕時計はこの時期だけのスペシャル仕様に。300セット限定で、ベージュカラーのレザー製ポーチが付属するのです。ポーチは腕時計が2本収まるサイズなので、ペアウォッチの保管はもちろん、お気に入りのアクセサリーを収納するのにも便利。これから迎えるギフトシーズン本番、気の利いた贈り物として大いに喜ばれることでしょう。
この冬の腕元はひと味違う。新生「ボルトン」で大人のセンスを滲ませる
他と被らない独特なルックス、長年愛されるタイムピースとしての歴史。エレガントでクラシカルなボルトンは、冬の装いを彩る腕元の救世主です。自分が身に着けても、パートナーに贈っても、ひと味違う大人のセンスが滲む腕時計。ぜひ手に取って、その品格を実感してみてください。
▲着用アイテム（白文字盤モデル）
ジャケット56,000円、パンツ23,000円／ともにエストネーション、コート170,000円／ラルディーニ、革靴125,000円／エンツォ ボナフェ（以上すべてエストネーション TEL:0120-503-971）、タートルネック16,000円／ワイルド ライフ テーラー（ワイルド ライフ テーラー TEL:0120-298-133）、ソックス2,800円／トラディショナル ウェザーウェア（トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店 TEL:03-6418-5712）
▲着用アイテム（青文字盤モデル）
スーツ130,000円／タリアトーレ、シャツ16,000円／エストネーション（共にエストネーション TEL:0120-503-971）、カーディガン34,000円／ジョン スメドレー（リーミルズ エージェンシー TEL:03-5784-1238）、ネクタイ20,000円／アーディ&シー 1956 ミラノ（インターブリッジ TEL:03-5776-5810）
▲着用アイテム（緑文字盤モデル）
ジャケット116,000円／カルーゾ（ワイルド ライフ テーラー TEL:0120-298-133）、ニット23,000円、白Tシャツ9,000円／共にエストネーション（エストネーション TEL:0120-503-971）、ジーンズ21,000円／サイベーシックス（マスターピースショールーム TEL:03-5414-3531）、その他スタイリスト私物
▲着用アイテム（ペアモデル男性）
ニット34,000円／ワイルド ライフ テーラー（ワイルド ライフ テーラー TEL:0120-298-133）、白Tシャツ9,000円／エストネーション（エストネーション TEL:0120-503-971）、ジーンズ21,000円／サイベーシックス（マスターピースショールーム TEL:03-5414-3531）
▲着用アイテム（ペアモデル女性）
タートルネック42,000円／エストネーション（エストネーション TEL:0120-503-971）、ストール62,000円／ジョンストンズ（ジョン スメドレー銀座店）
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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Photo_Shoichi Muramoto
Styling_Yonosuke Kikuchi
Model_Kenji Kureyama
Hair&Make_Raishiro Yokoyama[Yolken.]
Text_Naoki Masuyama
