2017年 5月6日 13:38
アナウンス
「Offnen sie die Tur von HIMMEL」
突如、聞き慣れない声が通路にこだまする。
空
「誰かがレミシステムにアクセスしています! この部屋の中……ヒンメルの端末からです!」
ヒンメルからレミシステムにアクセスすることが可能
あるいは、IBFの他の端末からもアクセスすることは可能かもしれない。
2017年 5月6日 15:54
ある部屋では、数人の研究員が喉を掻きむしり、血まみれになって絶命していた。何が起こったのか考えたくなかったが、LeMU以上の非常事態が発生したのであろう。
生体反応数が変化した原因だと考えられる。
このような状況で、なんとか助かろうと考えた場合。
自分たちが、ここにいることを別の場所の誰かに伝えようと考えるでしょう。
IBFからのSOS(?)
2034年 5月1日 20:36
メインコンピューター『レミ』は、生体反応の数字を『7』と表示している。その直後……。
『生体反応:5』
『生体反応:7』
『生体反応:6』
数値は数秒ごとに変化するが、人を示す光の点は、新たに出現したり消滅することはなかった。
LeMU内で、人が増えたり減った(死亡?)わけではない。
2017年 5月1日 18:29
じきに、モニターにLeMUのマップと、センサーの調査結果が現れる。2階に少しあやふやな形の光点が。
空
「あれが、小町さんですね……」
3階の部屋(つまりこの制御室)の中にも、点がいくつか光っている。
少年
「あれ、なんかおかしくない? ほら……」
少年がモニターの片隅を指差す。そこには、ひと桁の数字が表示されている。
『生体反応:6』
少年
「よく見て……」
『生体反応:5』
『生体反応:7』
『生体反応:6』
空
「あっ、本当ですね。何故でしょうか……」
空がコンソールをいじったが、モニターの表示は不安定なまま。しかし生体反応数が変わっても、光の点は、新たに出現したり消滅したりすることはない。
LeMU内で、人が増えたり減ったり(死亡?)したわけではない。
IBFの生体反応数を検出したと考えられる。
(IBF側から送信されたもの)
まず、検出には時間差があるものと考えます。
1→2→3→4→5→6
または
1→3→6
しかし、このとき一人が死亡。
6→5
検出中
5→7
一人死亡。
7→6
最終的に『6』で落ち着く。
『IBF来館ゲスト登録:八神ココ』
『久しぶりに娘に会う。娘の学校は連休絡みで、10日間ほど休みらしい。IBFの見学許可が特別に下りたと伝えたら、すぐに行くからと明るい返事がかえってきた。顔を合わせるのは何ヶ月振りだろう?』
T.Y……最後に記されたイニシャルから、ココの父親であろうと思われた。ココは5月1日以前にIBFを訪れていたのだ。父親に会う為に……。
4月30日にIBFに訪れていたと考えられる。
ティーフブラウ
宿主の中で2~7日程度潜伏したのち発病。
初期症状は風邪をひいた状態に酷似しているが、進行すると全身から出欠に至る。発症後の死亡確率は85%以上。感染経路としては飛沫感染、特定気圧化での空気感染、及び液体を媒介とした経口感染の3経路が判明している。これといった効果的な治療法は発見されていない。
(設定解説ファンブックより)
2017年 5月6日 13:38
制御室でココ吐血。
5月7日 4:13
武とつぐみのふたりは潜水艇に乗り込む。
2034年 5:36
武の死を知って涙する。
ココは、吐血してから約13時間は生存しています。
吐血してからは、ほとんど動けない状態です。
5月1日 12:45
原因不明の停電発生。緊急警報。
18:29
制御室でつぐみの生体反応を調べる。
この間、約5時間44分。
『動けないのならさっさと死ぬはず。』
というわけではないようです。
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