中国の鉄鋼メーカーがデフォルト状態に-償還期限1カ月延長でも
Rebecca Choong Wilkins、Jing Zhao-
西王集団の他の少なくとも5本の社債にクロス・デフォルト条項発動
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当面は清算手続きに向けて動くことはないと市場関係者
中国の鉄鋼メーカー、西王集団は社債保有者が償還期限の1カ月余り延長を認めたにもかかわらず、10億元(約156億円)の支払いができずデフォルト(債務不履行)状態に陥った。
西王集団の発表資料によると、山東省に本拠を置く同社は27日の期限までに社債の元利払いを行えなかった。当初の期限は先月24日だった。債権者らは今月に入って、期限延長を認めていた。
28日に償還を迎える8億元の社債など他の少なくとも5本の同社の元建て債にクロス・デフォルト条項が発動された。債券保有者には同条項発動を阻止する機会が与えられたが、拒否した。
上海懋良投資管理のパートナー、沈忱氏は、「西王集団にはまだ債務問題を解決できる余地があり、当面、清算手続きに向けて動くことはないだろう」とし、債務再編には借り換えや、大幅なディスカウントでの少額の償還、債務の株式化などさまざまなやり方がある」と指摘した。
原題:China Steelmaker Defaults on Already Delayed Bond Payment (1)(抜粋)
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