合計で約60Kgもの「犬の肉」を密輸…『自分で食べたいと』ベトナム国籍の女に「懲役1年6ヵ月」を求刑
ベトナムから不正に犬の肉を密輸した罪に問われた女の裁判が始まり、女は起訴内容を認め、検察は懲役1年6カ月を求刑しました。
兵庫県姫路市に住むベトナム国籍のグエン・テイ・トウム被告(37)は、今年、3回にわたり検査証明書のない犬の肉・合計約60キロを密輸した罪に問われています。
大阪地裁で始まった裁判でグエン被告は起訴内容を認め、「ベトナム人は犬肉が好きで、自分で食べたいと思ったし、技能実習生に販売してお金を稼ぐために密輸した。見つかっても没収されるだけで罪になるとは思わなかった。今は反省している」と述べました。
一方、検察は「販売目的の計画的な密輸で、没収時に警告されていたのに再三にわたり密輸した刑事責任は重大で悪質だ」と指摘し、グエン被告に懲役1年6カ月を求刑しました。