ゴリラはもっとも強くたくましいオスがアルファになって生殖を恣にするし、鈴虫はもっとも高く太く安定した羽音を出すものがメスに選ばれる。オスは同時に100人に遺伝子を宿せるが、メスは100人の遺伝子を受け入れられるわけではない。より優れたものに対して選ぶことに強いインセンティブがある。
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オスの性欲は「己の遺伝子をより大勢に拡散させる」という意味で積極的・能動的(これを「正」と呼んで差しつかえないだろう)に発現し、メスの性欲は「よりすぐれた遺伝子を持つ者を選び出して受け入れる」という意味で消極的・受動的(「負」の方向)に発現する。そこに善悪の価値判断はとくにない。
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ホモ・サピエンスだけはそれに当てはまらない、ということは特にない。たとえば、新石器時代の男性の多くが生殖できないまま生涯童貞に終わり、ごく一部の男性にその権利が集中していたという事実からも観測できる。https://wired.jp/2015/11/10/neolithic-culture-men/…
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こうしたごく自然的な営みについて「私は理性によってそうしている(望まない男の性欲は加害であり、これを退けるのは当然のことだ。性欲ではない)」と考えるのはもちろん自由だし、別に肯定も否定もないと思うが、現代社会は意外とそういう価値判断の部分が大事なのだろう。
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僕がいま何ツイートにもわたって説明したような事実について「負の性欲」と、わずか4文字でまとめてしまえるという意味では、このことばが爆発的な浸透力をもって迎えられるのもわかる。
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ただおそらくいま議論が紛糾しているのは、男の持つような「正の性欲」の有害性が喧伝される一方で、女の持つような「負の性欲」は自由や人権として擁護される非対称性のためだろう。この方向で進めていけば、やがてサピエンスの社会も「(非同期型)一夫多妻制」へと進んでいくことにはなる。
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もちろん、いまのリベラルな社会が「ひとり親支援」とか「婚外子差別撤廃」のような文脈をともないながら、「女性が遺伝子を残したいと願うごく一部の男性の子どもを、法的な婚姻関係になくても育てやすいようにしてほしい」という、女性の合理的な願いに沿う形で進んでいるのもわかっている。
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霊感でそう言っているわけではなくて、実際にノルウェーがそのような社会になっていますね。
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ただこの「勝者総取り構造」に対して、ホモ・サピエンスはまったく無為無策で受け入れてきたかというとそうでもないので、その辺についてはツイッターで書かずにマガジンで書きたいと思います。
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自然界の当たり前だから人間社会でも認められるわけではないという点も重要。 先天性異常を排除する事は自然界に見られるが人間社会では許されない。また単なる弱肉強食ではなく高齢、病気や怪我など弱者を庇う事がヒト類ではよく見られる。 そしてそれらこそが人類の繁栄に繋がったという説もある。
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それはそうだ 人間は動物だけど動物じゃ無いしな
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