フランクフルトの鎌田大地と長谷部誠は28日の欧州リーグ(EL)グループステージ、敵地アーセナル戦にともにフル出場し、2-1の逆転勝利に貢献した。特に2得点を挙げた鎌田には英国の各メディアから絶賛されている。
フランクフルトは前半、アーセナルの猛攻の前に長谷部らが堪えしのぐ場面が目立ち、終了間際に相手エースのオーバメヤンに先制点を許した。しかし後半10分、右からカットインした鎌田の巧みな左足シュートがゴール左隅に突き刺さって同点に。24分にはCKのこぼれ球を拾った鎌田が冷静なトラップから今度は右足で蹴り込み、逆転に成功した。
敵地ながら全得点をたたき出した鎌田の活躍ぶりを、現地メディアも注目。英BBC放送は「鎌田の輝かしい2得点によって、アーセナルの監督であるウナイ・エメリへの(解任の)重圧が高まった」と、不調のアーセナルを追い詰める一撃になったと記載。スポーツ専門放送局『スカイ・スポーツ』での採点でも鎌田は10点満点中8点で、マンオブザマッチに選出されている。
なお長谷部も7点をマークしており、2人の日本人のプレーが高評価を受けた。