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【ドラニュース】

中日1位石川、125万円投資 故障防止へ、大谷も愛用治療器

2019年11月29日 紙面から

プロ生活に備え、超音波治療器と電気治療器を購入した石川昂弥=名古屋市千種区のBCプロジェクトで(今泉慶太撮影)

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 125万円の自己投資だ。中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(18)=東邦高=が体のケアのため超音波治療器と電気治療器を購入し、28日に手元に届けられた。治療器は大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(25)も使用する代物。プロでの厳しい戦いを勝ち抜くために、黄金ルーキーはあえて大きな買い物をした。

 超音波と電気の2つの治療器。使用方法や注意点など説明を受けながら、早速、試した石川は「すごい」と目を丸くした。超音波を膝付近にあてた後は、可動域が明らかに広がった。電気を太ももにあてた瞬間、筋肉が隆起した。

 この機器は酒井医療株式会社の超音波治療器『フィジオソノ』と電気治療器『フォジオアクティブ』。大谷翔平をはじめ、プロ野球界以外にも、多くのアスリートが使用している。中日では藤嶋が電気治療器を愛用。超音波治療器が75万円で電気治療器が50万円(ともに定価)。高額だが、石川も購入に踏み切った。

 「使ってみると、全然違いますね。見たことがない値段ですけど、こういうことにお金を使っていかないといけない」

 トレーニングの拠点にしている名古屋市のスポーツジム・BCプロジェクトの稲葉弘泰トレーナーの紹介で知った逸品。これまでは体のケアについては、「全然考えたことがなかった。張ったりしたら、伸ばしたりするだけでした」と言う程度だったが、プロでの戦いを前に、体の大事さをより考えるようになった。

 実際、石川は小学校3年生のときに右肘を痛めたことがあるという。「よく言われる野球肘というやつです。全然、投げることができなかった。左投げにしようと思ったくらいでした」と打ち明ける。完治するまでには1年間の歳月を要した。その後もそこまで大きいケガはなかったが、ところどころ痛めることがあったという。プロでの故障は命取りになりかねない、という思いが今は強い。

 

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