「強制わいせつ」東大生に待ち受ける罰
〜勘違いエリートの末路

大学デビューで「女遊び」三昧
週刊現代 プロフィール

大学デビューで「女遊び」三昧

灘高校から東大法学部に進学し、日本興業銀行に入行、みずほ銀行関連会社で働く父の元で育った松見は、自身もまた、開成・麻布と並び「御三家」と称される東京の名門私立・武蔵中学に入学した。

「中学、高校時代は6年間帰宅部で、目立つタイプではありませんでした。クラスの隅のほうで、いつも特定の数人で固まっているような、地味でヘタレな感じでした」(前出の同級生)

その後、松見は1浪して東大工学部システム創成学科に進学。だが、入学後は勉強には身が入らず、「女遊び」ばかりに精を出していたという。

「レポートの丸写しがバレて留年しかけたこともあるほど、勉強はテキトー。その代わり、合コン活動は激しかったですね。松見は入学後まず、『COSMOS』というテニスサークルに入りました。ただ、2年生のときの合宿で、酒に酔った女子部員をトイレに連れ込んだことがバレて、出禁になっています」(工学部の友人)

それでも、松見に反省はなかった。3年生になると違うテニスサークルに入り直し、4年になると今度は、女の子を誘うためだけにナンパ目的のイベントサークルを設立した。そしてついには、今回の事件を起こした。

「松見は他の工学部生と同じく、院に進学する予定だったと思います。勉強はしていませんでしたが、就職活動もしていませんでしたからね」(前出の友人)

絵に描いたようなエリート人生から一転、「強制わいせつ」の容疑者となった松見。はたして、今後、どのような罰が待ち受けているのか。

「被害女性は『絶対に許さない』と怒り心頭ですから、示談には応じず、松見は起訴されるでしょう。

裁判で逮捕容疑の『強制わいせつ』が適用されれば、量刑は6ヵ月以上10年以下の懲役になります。執行猶予がつかず、実刑判決がくだる可能性も十分にある」(前出の社会部記者)