2019年11月29日 13時18分
屋山太郎氏「福島瑞穂氏の妹が北朝鮮に」→妹は実在せず、名誉毀損で賠償命令
政治評論家、屋山太郎氏が新聞で発表したコラムに事実に反する記述があり、名誉毀損にあたるとして、社民党副党首で参院議員の福島瑞穂氏が330万円の損害賠償を求めた裁判で、東京地裁(沖中康人裁判長)は11月29日、屋山氏に330万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
コラムは今年2月、静岡新聞に掲載されたもので、徴用工訴訟についてふれ、「この訴訟を日本で取り下げさせたのは福島瑞穂議員。福島氏は実妹が北朝鮮に生存している。政争の具に使うのは反則だ」などと書いていた。
訴状によると、屋山氏のコラムは「ギクシャクする日韓関係」と題して、静岡新聞に掲載されたもの(静岡新聞はすでに訂正・謝罪している)。
福島氏側は、「まるで身内を利するために、政治活動を行なっていたかのような印象を読者に与える」「(そのように書くことは)全国民の代表たる地位や政党の要職者たる立場を踏みにじり、社会的評価を著しく低下させるもの」と指摘。
さらには、福島氏側は「そもそも妹はいない」として、屋山氏の名誉毀損を訴えていた。
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