じゃらんnet>じゃらんニュースTOPページ>エリア無し>準備が苦手な人必見!旅のプロに聞いた「旅行荷物のパッキング術」教えます
2019.11.16
旅行に出かける前、楽しくも悩ましいのが荷物のパッキング。
そこで今回は、これまで44カ国を訪れたという“旅のプロ”三田村蕗子さんの著書『旅行が200%楽しくなる!スーツケース収納術』から、収納メソッドを抜粋して大公開!不器用さんでも、面倒くさがりさんでも、簡単にできるワザをご紹介します。
パッキングをする上でまず大切なのは、旅行シーンをイメージすることです。
滞在日数は?旅行先で回る場所は?気温や湿度、天気など旅先の気候は?また、ホテルによってはアメニティやスリッパなどの必要性も出てくるでしょう。
2~3日の国内旅行であれば、持ち物は必要最低限で身軽に。万が一足りない物があってもコンビニや100円ショップなどで購入できます。
中に入れる荷物が決まったらパッキングです。
ハードタイプのスーツケースは重いモノから順に、底側下部>フタ側下部>底側上部>フタ側上部 と収納することで、走行しやすく荷崩れしづらくなります。壊れやすいモノは、底側の中央よりもやや下部がおすすめです。
ソフトタイプのスーツケースは、重いモノは下から、上になるにつれ軽いモノを入れましょう。
ちなみにスーツケースなどの容量目安は1日10リットルとされています。
リュック収納最大のポイントは、重いモノを「背面に近い中間部」に入れること。こうすることで、背負った時に感じる重さが格段に変わります。
さあ、いよいよ実際の詰め方についてです。
ここでご紹介するのは“ちまき方式”という衣類の収納方法。まず、持って行く衣類を丈の長いタイプ(A)と丈の短いタイプ(B)に分けてください。分類できたら、以下の手順でパッキングします。
※Aはワンピース、パンツ、シャツやブラウスなど。BはTシャツなどのカットソー類
【1】スーツケースの右、左、上、下と四方に洋服がはみ出すように一枚ごとに向きを変え、Aを重ねていく
【2】Bの洋服を一枚ずつたたんで重ね、1で重ね終わったものの中心に置く
【3】四方にはみ出している洋服の裾で、中心に置いた洋服を包み込んでいく
【4】最終的にひとつのかたまりになり、“ちまき”の出来上がり!
この“ちまき方式”はスーツケースの中で動きにくく、シワもできません。圧縮袋を使うよりずっと簡単でシワもできにくい、おすすめのパッキング方法です。
次に小物の収納です。化粧品・ヘアケア・アクセサリー・デジタル用品などおおまかに5~6種類に小物を分類し、それぞれポーチに入れて収納しましょう。分類しないでおくのも、細かく分類しすぎてしまうのも、いずれも中身が分かりづらくなるので要注意です。
アクセサリーのような繊細なモノは、100円ショップなどで手に入る小さなジップ付きの袋やピルケースなどに個別に入れておくと、破損しづらく、使いやすくなります。
また化粧品などの液体物も持ち運びに困りますよね。これは容器の口の部分にラップを一枚かませてからフタを閉めた上でジップ付きの袋に容器を入れておくと、液漏れ問題に効果バツグンです。ただ、滞在中にラップをなくなさいように保管をしてくださいね。
最後に、荷物を詰める際は、旅行後に増えるお土産のことも考えておきましょう。
ただ最初からスペースを空けておくと移動中に荷物が動いて崩れてしまいますよね。ここでおすすめなのが、空きスペースに空の靴箱を入れるという方法。軽くて丈夫、処分も簡単です。壊れやすいものは洋服などでくるんだ上で靴箱に入れて持ち帰れば安心です。
目からウロコの収納術がたくさん!簡単で効率よいパッキング方法を身につけて、旅行をもっともっと楽しんじゃいましょう♪
『旅行が200%楽しくなる! スーツケース収納術』には、様々な収納グッズやパッキング術についてもっと詳しく紹介されています。参考にしてみてくださいね!
※記事内の画像はすべて三田村さんにお借りしています
<プロフィール>
空旅研究家 三田村 蕗子
ライター・執筆家。趣味は旅行。旅行した国は44カ国・利用した航空会社は50社以上。一年を通して、ほぼ毎日、旅行や飛行機、空港に思いをめぐらせている。
※この記事は2019年10月時点での情報です
3人の子を持つ、ママ編集ライター。たまにひとり旅に出かけます。京都やパリより、奈良やウィーンが好き。今一番欲しいものは、加齢とともに失った「睡眠1時間で働ける身体」。