tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

「北風小娘」


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北風小僧には,妹の「北風小娘」がいる

 

「北風小娘」はゲゲゲの鬼太郎に出てくる

猫娘」に憧れていて

本当は「北風娘」と呼ばれたいのだが

まだまだ駆け出しの

初心者マーク付けた修行中なので

「北風小娘」と呼ばれている

 

初心者マーク付きなので、安全走行だ

 

セミロングの黒髪をキュッと結んで

制限速度が50㎞の風の道を、60~70㎞で走る

 

でも、制限速度が30㎞の風の道でも

60~70㎞で颯爽と走るから、危なっかしい

 

兄貴の「北風小僧」の後を追い駆け

一日中はしゃぎ回っているから

帰る頃には腹ペコだ

 

夕飯だけではもの足りず

いつも夜食に、お気に入りのお菓子を食べて

DVDで映画見たり、音楽聞きながら

漫画読んだりする

 

夜更かし好きだ

 

だから朝は苦手で、目覚まし時計のアラームを

いつも止めてしまい

 今朝も冬の神様に叱られて、凹んでいる

 

でも、根はポジティブで前向きな性格なので

嫌なことはすぐに忘れる

まあ、簡単に云えば「忘れん坊」ってことで

お気楽者とか、お調子者とも云える

 

「北風小娘」は

その夜は、めずらしく夜更かしせずに

早めに布団に潜り込んだ

 

次の日は、初めて一人で外回りする日だ

 

少し興奮して、なかなか寝付けなかったが

いつの間にか、寝息を立てていた

 

翌朝は、目覚ましが鳴る前に起きた

 

顔を洗い、朝食を済ませ

冬の神様の元へ馳せ参じた

   

「北風小娘」が冬の神様のところに着くと

小さな袋を渡され

 

「親切そうに見える、知らない奴に

お菓子を買ってあげるといわれても

付いて行ってはいけないよ」と注意を受けた

 

「北風小娘」は「はい」と、うなずきながら

袋の中をのぞいた

 

中には「粉雪」が入っていた

 

冬の神様は

「さあ、冬が来たことを知らせるため

今日は粉雪をたくさんの街に撒いおいで」

と云った

 

セミロングの黒髪をキュと束ね

「北風小娘」は颯爽と街へ駆け出した

 

こうして「北風小娘」が「北風娘」へ

そしてさらに「北風小町」へと成長する

ストーリーが始まった(ウソです、1話限りです)

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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