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長野

ニホンライチョウ、冬の装い 大町山岳博物館

冬の姿になりつつある公開中のニホンライチョウ=大町市立大町山岳博物館で(同館提供)

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 大町市立大町山岳博物館で人工飼育している国の特別天然記念物ニホンライチョウの羽が、冬を迎えて白く生え替わってきた。今年三月から公開している二歳の雌一羽も冬の姿になり、十二月一日から展示時間を一時間半延長して午後四時半までとする。

 博物館では九羽のライチョウを飼育している。十月下旬から羽が少しずつ白く生え替わり、個体差はあるが十二月中旬には全身が白くなるという。

 公開中の雌は健康上の問題もなく、人に見られてもストレスなく生活できていることから展示時間の延長を決めた。同館の宮野典夫指導員(68)は「野生の白いライチョウを間近で見ることは難しい。館内でライチョウの生活や不思議さを感じ取ってほしい」と話した。

 (問)市立大町山岳博物館=0261(22)0211

 (中津芳子)

 

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