透 「館長、今日の分の郵便です。館長のデスクに置いておきましょうか?」
館長 「ああ、有難う。ここで確認するから大丈夫だよ。ちょうだい」
透 「はい、じゃあこれお願いします。僕は明日の投影の調整してきますね」
館長 「ん、よろしくー」
****************
カサッ カサッ
館長 「・・・ん? この手紙・・・」
バリッ カサカサ…
館長 「・・・・・・・・・・・・。」
カサッ カサッ
館長 「・・・・ふふっ」
順平 「すいません館長!アポなしなんですけどお客様がみえてて・・・今大丈夫ですか?」
館長 「ん? ああわかった。すぐ行くよ」
****************
透 「あ、館長。受付にいらしたんですか。明日の調整終わりました」
館長 「有難う。ちょっと来客があってね」
順平 「お疲れ様です、如月先輩」
ほくと君 「おーい萩!」
館長 「ん?」
ほくと君 「作業台に大事なもん忘れてたぞ。持ってきてやったから大切に-・・・」
バンッ!!!!
彰吾 「館長ー!お誕生日おめでとうございます!そしてこの前はアカウント誤爆本当にすいませんでした!
心からのお詫びと、お詫びの品というか誕生日プレゼントをお持ちしたのでお納め頂きたく・・・!
そして本当に本当に反省してるんで、お預けになった俺垂涎のプレゼントを頂くチャンスをどうか・・・」
透&順平 「「ほくと君!!」」
彰吾 「ん?」
順平 「ん? じゃないですよ! 今ドアの所ほくと君が飛んでて、急に開けるから吹っ飛ばされたんです!」
彰吾 「え!? ごめん!!」
館長 「ほくと君、大丈夫?」
透 「ごめんね、ごめんねっっ 怪我はない!?」
ほくと君 「大丈夫だ・・・大丈夫だがおのれ楪」
彰吾 「悪かった! 本当にごめん!」
順平 「ほくと君が持ってた書類?も吹っ飛ばされちゃったじゃないですか!えっと・・・あ、あった・・・」
順平 「!?」
透 「ごめんね順平君、僕も拾うよ・・・」カツカツ…
透 「!?」
彰吾 「え、もしかしてなんか壊しちゃった? 申し訳ない! 直せるようなら・・・」タタッ…
彰吾 「!? これって・・・館長?」

透 「かっっっわいいですね!!」
順平 「おお・・・館長の両目・・・」
館長 「やれやれ。楪君、誰かに怪我でもさせたらどうするんだい? 垂涎プレゼントは引き続きお預けだね」
彰吾 「本当にすいません・・・以後気を付けます・・・というか! 館長この写真なんですか!?」
館長 「母がね、誕生日カードと一緒に送ってくれたんだ」
順平 「へー・・・なんていうか・・・驚きました。館長も普通の人間だったんですね」
館長 「ん?」
順平 「! いえ、なんでもないですすいません!」
透 「ふふっ ちっちゃい頃は、なんだかほわわんとしてらしたんですね」
彰吾 「見てるもんややってることは可愛くないけどな・・・」
透 「僕たちは今の館長しか知らなかったから、なんだか新鮮で・・・って、勝手に見てすいません!」
館長 「別に隠すほどのものでもないし構わないよ」
順平 「でも、どうして誕生日に写真なんですか? 最近のもありますね・・・あ、如月先輩がちょっと若い!」
館長 「『歳の節目だし自分の歩いてきた道を振り返ってみたらどうかと思って。
これからのあなたの人生も素敵なものになりますように!』 …だってさ」
透 「ふふっ 素敵なお母様ですね」
彰吾 「ああ、なんかいいな。こういうのも。あらためて、誕生日おめでとうございます。館長」
透&順平 「おめでとうございます!」
館長 「ああ、ありがとう」
ほくと君 「おめでとうだ、萩。あと写真落としてすまなかったな」
館長 「ありがとう。気にしなくていいよ。さ、片づけて仕事仕事!」
透 「あ、そうですね! ・・・・・はい、館長。これで落ちた分は全部です」
館長 「ん、ありがとう」
彰吾 「ところで、今日夜館長の誕生日パーティーするんだろ?」
透 「夜は奥様とお食事だそうだから、朝のうちにみんなでお祝いしちゃったよ」
館長 「正確にはまだ奥様じゃないけどね」
彰吾 「ええええ!? おれだけのけ者!? なんで連絡くれないんだよ透!」
順平 「俺は楪さんに連絡はいいんですか?って聞きましたよ。でも如月先輩がいいって・・・」
彰吾 「透・・・・・っ!?」
順平 「・・・楪さんすごい顔してますよ」
透 「だって・・・おまえ日本に帰ってきすぎなんだよ。あっちでの仕事激務なの知ってるし、
無理させたくないと思っ-」
彰吾 「なんだよ! 俺がいなくてもいいのか!? 今度から余計な事考えずに絶対声かけてくれ!」
透 「余計な事ってなんだよ! とんぼ返りで無茶な帰国何度もするから俺は彰吾の事心配して-」
彰吾 「俺が好きでやってんだから余計な心配しなくていいんだよ!」
透 「余計じゃない! あと人の話は最後まで聞けよ! しょーちゃんはいっつもそうやって・・・」
館長 「・・・キリがないと思うから二人は放っておいて事務室に戻ろうか」
ほくと君 「そうだな。そういえばさっきの客手土産持ってなかったか?」
館長 「この時期限定のおうじロール頂いたんだ。順平君もおいで、一緒に食べよう」
順平 「はい! 館長、さっきの大学時代?の観測写真のお話伺ってもいいですか!?」
館長 「もちろん」
カツカツ…
ほくと君 「萩、限定味にはあの紅茶の茶葉があうと思うぞ」
館長 「ああ、この前買ってきたやつか。いいね」
カツカツ…
ガチャッ……バタン
館長 「ああ、有難う。ここで確認するから大丈夫だよ。ちょうだい」
透 「はい、じゃあこれお願いします。僕は明日の投影の調整してきますね」
館長 「ん、よろしくー」
****************
カサッ カサッ
館長 「・・・ん? この手紙・・・」
バリッ カサカサ…
館長 「・・・・・・・・・・・・。」
カサッ カサッ
館長 「・・・・ふふっ」
順平 「すいません館長!アポなしなんですけどお客様がみえてて・・・今大丈夫ですか?」
館長 「ん? ああわかった。すぐ行くよ」
****************
透 「あ、館長。受付にいらしたんですか。明日の調整終わりました」
館長 「有難う。ちょっと来客があってね」
順平 「お疲れ様です、如月先輩」
ほくと君 「おーい萩!」
館長 「ん?」
ほくと君 「作業台に大事なもん忘れてたぞ。持ってきてやったから大切に-・・・」
バンッ!!!!
彰吾 「館長ー!お誕生日おめでとうございます!そしてこの前はアカウント誤爆本当にすいませんでした!
心からのお詫びと、お詫びの品というか誕生日プレゼントをお持ちしたのでお納め頂きたく・・・!
そして本当に本当に反省してるんで、お預けになった俺垂涎のプレゼントを頂くチャンスをどうか・・・」
透&順平 「「ほくと君!!」」
彰吾 「ん?」
順平 「ん? じゃないですよ! 今ドアの所ほくと君が飛んでて、急に開けるから吹っ飛ばされたんです!」
彰吾 「え!? ごめん!!」
館長 「ほくと君、大丈夫?」
透 「ごめんね、ごめんねっっ 怪我はない!?」
ほくと君 「大丈夫だ・・・大丈夫だがおのれ楪」
彰吾 「悪かった! 本当にごめん!」
順平 「ほくと君が持ってた書類?も吹っ飛ばされちゃったじゃないですか!えっと・・・あ、あった・・・」
順平 「!?」
透 「ごめんね順平君、僕も拾うよ・・・」カツカツ…
透 「!?」
彰吾 「え、もしかしてなんか壊しちゃった? 申し訳ない! 直せるようなら・・・」タタッ…
彰吾 「!? これって・・・館長?」
透 「かっっっわいいですね!!」
順平 「おお・・・館長の両目・・・」
館長 「やれやれ。楪君、誰かに怪我でもさせたらどうするんだい? 垂涎プレゼントは引き続きお預けだね」
彰吾 「本当にすいません・・・以後気を付けます・・・というか! 館長この写真なんですか!?」
館長 「母がね、誕生日カードと一緒に送ってくれたんだ」
順平 「へー・・・なんていうか・・・驚きました。館長も普通の人間だったんですね」
館長 「ん?」
順平 「! いえ、なんでもないですすいません!」
透 「ふふっ ちっちゃい頃は、なんだかほわわんとしてらしたんですね」
彰吾 「見てるもんややってることは可愛くないけどな・・・」
透 「僕たちは今の館長しか知らなかったから、なんだか新鮮で・・・って、勝手に見てすいません!」
館長 「別に隠すほどのものでもないし構わないよ」
順平 「でも、どうして誕生日に写真なんですか? 最近のもありますね・・・あ、如月先輩がちょっと若い!」
館長 「『歳の節目だし自分の歩いてきた道を振り返ってみたらどうかと思って。
これからのあなたの人生も素敵なものになりますように!』 …だってさ」
透 「ふふっ 素敵なお母様ですね」
彰吾 「ああ、なんかいいな。こういうのも。あらためて、誕生日おめでとうございます。館長」
透&順平 「おめでとうございます!」
館長 「ああ、ありがとう」
ほくと君 「おめでとうだ、萩。あと写真落としてすまなかったな」
館長 「ありがとう。気にしなくていいよ。さ、片づけて仕事仕事!」
透 「あ、そうですね! ・・・・・はい、館長。これで落ちた分は全部です」
館長 「ん、ありがとう」
彰吾 「ところで、今日夜館長の誕生日パーティーするんだろ?」
透 「夜は奥様とお食事だそうだから、朝のうちにみんなでお祝いしちゃったよ」
館長 「正確にはまだ奥様じゃないけどね」
彰吾 「ええええ!? おれだけのけ者!? なんで連絡くれないんだよ透!」
順平 「俺は楪さんに連絡はいいんですか?って聞きましたよ。でも如月先輩がいいって・・・」
彰吾 「透・・・・・っ!?」
順平 「・・・楪さんすごい顔してますよ」
透 「だって・・・おまえ日本に帰ってきすぎなんだよ。あっちでの仕事激務なの知ってるし、
無理させたくないと思っ-」
彰吾 「なんだよ! 俺がいなくてもいいのか!? 今度から余計な事考えずに絶対声かけてくれ!」
透 「余計な事ってなんだよ! とんぼ返りで無茶な帰国何度もするから俺は彰吾の事心配して-」
彰吾 「俺が好きでやってんだから余計な心配しなくていいんだよ!」
透 「余計じゃない! あと人の話は最後まで聞けよ! しょーちゃんはいっつもそうやって・・・」
館長 「・・・キリがないと思うから二人は放っておいて事務室に戻ろうか」
ほくと君 「そうだな。そういえばさっきの客手土産持ってなかったか?」
館長 「この時期限定のおうじロール頂いたんだ。順平君もおいで、一緒に食べよう」
順平 「はい! 館長、さっきの大学時代?の観測写真のお話伺ってもいいですか!?」
館長 「もちろん」
カツカツ…
ほくと君 「萩、限定味にはあの紅茶の茶葉があうと思うぞ」
館長 「ああ、この前買ってきたやつか。いいね」
カツカツ…
ガチャッ……バタン
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