県内被害2318億円に拡大|台風19号 長野県内 豪雨災害|信濃毎日新聞
しなの鉄道、台風被害3・2億円 15期ぶりに赤字転落見込み
しなの鉄道(上田市)は27日、設備被害や運休に伴う減収など台風19号による損失額が3億2千万円に上ると明らかにした。本年度は通期で1億円の経常黒字を見込んでいたが、春日良太社長は記者会見で15期ぶりに最終赤字に転落するとの見通しを示した。
損失額の内訳で最も大きいのは、設備被害の1億4千万円。北しなの線三才(長野市)―豊野(同)間の線路が冠水し、豊野駅近くの変電所が壊れる被害などがあった。観光列車「ろくもん」を含め運休による減収は1億円で、代替バスの運行に関わる費用が7千万円などだった。
しなの鉄道線は、線路の上に架かる海野宿橋が崩落する危険性があったため、上田(上田市)―田中(東御市)間が34日間運休。通学定期の利用者を対象に、しなの鉄道とJR東日本がバスと新幹線で代替輸送を行った。北しなの線も6日間運休した。
運休本数は、しなの鉄道線が定期列車3135本、ろくもん136本。北しなの線は定期列車272本、ろくもん1本だった。代替バスは23日間で延べ453台を運行し、利用者は1万8366人だった。
国などによる支援の見通しについて、春日社長は「バス代替輸送の費用は支援を受けられる可能性が高い」と説明。一方、設備復旧への支援は、黒字の鉄道会社に適用できる制度がないとして、厳しいとの見方を示した。
この日は本年度上半期(4〜9月)の輸送実績と業績を発表し、輸送人員は前年同期並みの778万人、運賃収入は前年同期比0・3%増の16億3700万円だった。売上高に当たる営業収益はろくもんが好調で3・8%増の23億1900万円。営業利益は3・7%増の1億3500万円、経常利益は6・3%増の1億1600万円だった。
(11月28日)
損失額の内訳で最も大きいのは、設備被害の1億4千万円。北しなの線三才(長野市)―豊野(同)間の線路が冠水し、豊野駅近くの変電所が壊れる被害などがあった。観光列車「ろくもん」を含め運休による減収は1億円で、代替バスの運行に関わる費用が7千万円などだった。
しなの鉄道線は、線路の上に架かる海野宿橋が崩落する危険性があったため、上田(上田市)―田中(東御市)間が34日間運休。通学定期の利用者を対象に、しなの鉄道とJR東日本がバスと新幹線で代替輸送を行った。北しなの線も6日間運休した。
運休本数は、しなの鉄道線が定期列車3135本、ろくもん136本。北しなの線は定期列車272本、ろくもん1本だった。代替バスは23日間で延べ453台を運行し、利用者は1万8366人だった。
国などによる支援の見通しについて、春日社長は「バス代替輸送の費用は支援を受けられる可能性が高い」と説明。一方、設備復旧への支援は、黒字の鉄道会社に適用できる制度がないとして、厳しいとの見方を示した。
この日は本年度上半期(4〜9月)の輸送実績と業績を発表し、輸送人員は前年同期並みの778万人、運賃収入は前年同期比0・3%増の16億3700万円だった。売上高に当たる営業収益はろくもんが好調で3・8%増の23億1900万円。営業利益は3・7%増の1億3500万円、経常利益は6・3%増の1億1600万円だった。
(11月28日)
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