はじめに
どうもしゅんです!
フランスでは最近朝晩の冷え込みがきつくなってきて、そろそろ秋本番って感じです。
秋になると日本の紅葉が恋しくなりますね…
さて、今日はトビタテの二次審査について書きたいと思います。
この記事がトビタテを目指す1人でも多くの学生に届くことを願っています。
これまでのトビタテに関する記事はこちら↓
二次審査の内容
と、その前に…
一次審査を通過した皆さん、まずはおめでとうございます。
僕は10期の一次試験で一度不採用になっているので、11期の一次通過の連絡が来た時は本当に嬉しかったのを覚えています。
しかし、あまり喜んでいる時間はありません。
約1ヶ月という短い期間でより多くの準備をした人がトビタテ生になることができます。
最終の採用通知が来るまで、あと少し頑張りましょう!
トビタテの二次審査の内容(11期の場合)は
- 個人面接(20分)
- グループ審査(70分、プレゼン(プレゼン1人4分)を含む)
の二つでした。
僕は一次結果が届いてからの約1ヶ月、ほとんどの時間をこのプレゼン作成に当てました。4分間という時間はとても短いものです。
しかし、その中で「いかに自分の伝えたいことをどう相手に伝えるか」を考えるプロセスは自分の留学を見つめ直すいい機会だと思います。ぜひ時間をかけて取り組んでください◎
またこのプレゼンは個人面接の際にも使えます!
多くの場合、面接官の方から「まずは自身の留学計画について説明してください」などのように言われます。その際に「グループ面接で使う予定のプレゼン資料を使用してもいいですか?」と聞き、許可をもらってから使うようにしましょう。
では対策にかかりましょう!
個人面接のコツ
会場の様子
受付が終わると、試験会場の前の椅子で5分程度待たされ、その後一斉に試験会場へ入場する形になっています。会場にはいくつもブースが設けられており、試験官が1人ずつブースに座って受験者を待っています。僕の担当は女性の方でした。
いかに面接官を味方にできるか
そうなんです。
面接官を味方にすることができれば、個人面接は勝ちです。
ではどのようにして面接官を味方につけるのか。
また、味方につけるとはどういった状況なのか。
まず注意事項として、面接官のペースに飲まれず質問には冷静に答えましょう。もちろん、質問に答えているうちに熱意が乗り、多少熱くなってしまうのは仕方のないことですが、最低限、質問に対する答えの筋は見失わないようにしましょう。
これは僕の意見ですが、面接官はあらかじめいくつかの質問を用意してきていて、その質問が終わってからその人に応じた質問をしている印象を受けました。なので、焦って一つの質問に多く答えるのではなく、「質問に対する答え+1〜2文」ぐらいの意識がちょうどいいかと思います。
そして、ネガティブな発言も厳禁です。よくある質問に、「現地語は話せるの?」などがありますが、「あまり喋れないです。」というのではなく「勉強中です!具体的には〇〇検定を受験予定でそれに向けて頑張っています。」などのようにいう方が適切です。
そして最も大事な要素は、「面接官としっかりコミュニケーションを取ること」です。
面接をただの質疑応答の場だとは考えず、面接官を1人の人間として考え、会話を楽しんでください。
面接官はあなたの話し方によって初対面の人と関わる能力、新たな環境で生活していく能力を見極めています。
僕は面接の最後に「これから大変やと思うけどしっかり頑張ってね!応援しています!」と言われました。
これです。これが面接官を味方につけるということです。
しっかりコミュニケーションを取って熱意を伝えられていれば、自然と応援したくなるものです。
個人面接の際に聞かれた質問はこちら(個人的な内容に関するものは省いています。)
・なぜ留学をしたいのですか
・なぜフランス?
・なぜトビタテに応募したのですか?
・トビタテに落ちても留学に行きますか?
・1年間の留学に耐えられますか?
・帰国後のプランは何ですか?
・将来のゴールはどこですか?
・最後に言いたいことはありますか?
プレゼンのコツ
プレゼンについては、長くなりそうだったので別記事にまとめました!
グループ審査のコツ
グループ審査の内容
個人面接が終わると同時に部屋を移動し、グループ審査(以下GD)に移ります。
GD はトータル1時間以上あります。流れとしては
- 1人ずつ留学計画を4 分間で発表
- 試験官からの質疑応答(2 分)
- ①②を6 人繰り返す。
- 受験者同士の質疑応答(10 分)
- 個人ワーク(2 分)
- ワークショップ(18 分程度)
- ワークショップのまとめを試験官に発表(1 分)
- 最後に試験官からの講評
また、自分以外の受験者が発表しているときは内容や疑問点などをメモしておきましょう。上述のように受験者同士の質疑応答は全員が発表した後に行われます。この時に「最初の人の内容何だっけ、、、」とならない様に笑
個人ワークはA4のワークシートが配られそれに書き込む形式です。提出などはないので自由に書き込んで構いません。
11期の個人ワークのテーマは
後のワークショップのテーマも「留学をよりよいものにするための3か条」なので、おそらく全ての班がこのシートをもとにその後のワークショップを行ったと思います。ちなみに僕たちの班は個人ワークで出したアイデアを全員が発表し、似通っているものは重ね、優先順位をつけて3つに絞り込む、という感じでした。
大事なのは役割ではなく、協調性と存在感!
です!
日本人的な協調性を持って海外でも存在感を残してきてほしい、そういったトビタテからのメッセージがこの試験に込められているように感じます。
人の発表を真剣に聞く姿勢、ワークショップの際にみんなと協力してより良い結論を模索する姿勢、発言などによる存在感をみて、その人が日本代表として留学に行くのかふさわしい人物であるのかを見極めています。
ですので、一応僕は書記を担当しましたが、役割にこだわり過ぎず、全員で協力しようという姿勢がとても大切です。
また、ワークのテーマは例年似たような出題がされています。
せっかくですので、「最高の留学とは?」を一度考えてみてください。
ひとつ答えを持っておくとGDで一歩優位に立てると思いますよ◎
さいごに
僕の場合は5月19日が試験で、6月17日に採用通知を大学からメールでいただきました。この時の感動は今でも忘れられません。
緊張は全員しています。
でも、緊張に潰されるかどうかは事前準備の量で決まります。
1人でも多くの人に意見をもらい、焦らずじっくりと準備を進めてください!
- 一次結果で喜ぶべからず!そこからが本番!
- 面接官と仲良くなるべし!
- プレゼンは聴きやすさを重視すべし!
- 役職にこだわり過ぎず、全員で協力する姿勢を見せるべし!