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ファーウェイから3180円のWi-Fiルーター、「HUAWEI WiFi WS5200」12月4日発売

 ファーウェイ・ジャパンは、固定回線向けのWi-Fiルーター「HUAWEI WiFi WS5200」を12月4日に発売する。価格は3180円(税抜)。Amazon.co.jp、ファーウェイ楽天市場店、ファーウェイPayPayモール店で販売される。

HUAWEI WiFi WS5200

 同ルーターは、ギガビット対応のWi-Fiルーター。家庭に設置しても周囲の環境に馴染むように、白色のボディで仕上げられた。同社はこれまで、据え置きのWi-Fiルーターとしてモバイル通信に対応したホームルーター(CPE)は発売してきたが、固定回線向けのWi-Fiルーターの発売は国内では初めて。

 背面にはギガビットイーサネットポートを装備。通信の安定化を図るため、800MHzのデュアルコアCPUを搭載した。

 デュアルコアCPUにより、スマートフォンのアプリ/Webブラウザの起動時間が、同社のシングルコア搭載のモデルと比べ、28%短縮でき、複数台のデバイスを同時接続した際も安定した通信が可能になった。

 通信するデバイスとルーターからの距離などに応じて、最適な周波数を自動で選択する機能を搭載。通常、5GHz、2.4GHzごとにSSID(ネットワーク名)が用意されるが、同モデルは標準状態で1つのSSIDとなり、ユーザーは意識せずに最適な周波数を利用できる。

 また、壁などの障害物により、Wi-Fi速度が低下しないよう、LDPCアルゴリズムを採用した。特定の機器に向けて、電波を集中的に発射する「ビームフォーミング」機能にも対応する。

 本体の中心には、対応したファーウェイ機器であれば簡単に接続ができる、HiLinkネットワーク用のボタンが装備される。また、業界標準規格である「WPS」もサポートし、同じボタンから設定が可能。

 初期設定は、スマートフォン向けのWebブラウザからできる。初期パスワードは設定されておらず(オープンな状態)、セットアップの段階でユーザーがパスワードを設定する。同ルーターの管理アプリとして「HUAWEI AI Life」が用意される。

 メッシュWi-Fiの機能は備えないが、中継器(リピータ)の機能は備える。

 ファーウェイが固定回線向けのWi-Fiルーターをラインナップすることについて、同社によると「HUAWEI nova 5T」の発表会で明らかにされた「1+8」というラインアップの考え方が関係してくるという。

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 これまで日本市場では、モバイルルーター、ホームルーター(CPE)を展開してきたが、1+8の製品エコシステムを構築する上で、ルーターのラインアップを拡大させたいという思いから販売に至った。

 グローバルでは、他のスマートホーム製品が販売されているが、国内向けは第1弾として同モデルを販売し、今後も積極的にラインアップを増やしていく。2020年の早い段階で「Wi-Fi 6」対応の製品も登場する予定。

主な仕様

 WAN側に1Gbps対応のEthernetポートを1つ、LAN側に1Gbps対応のEthernetポートを3つ備える。大きさは205×120×145mm(アンテナを立てた状態)で、重さは約243g。

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