私は転職を5回経験しています。
その経験の中から「会社の辞め時のタイミング」について書きます。
人それぞれ「辞め時」はボーダーラインがあると思いますが、「会社を辞めようか、、」と考えたときの参考にしていただければと思います。
自分がダメになると思った時が辞め時!
この「ダメになる」というのは複数の意味があります。
身体を壊す
まず1番目はこれです。
肉体的にも精神的にも身体を壊したら意味がありません。
長時間労働、パワハラ、理不尽なことばかりで身体も心もダメになってしまう。
大前提として考えたいのは、身体を壊しても、会社は面倒を見てくれないという現実です。
自分の身体は自分で守るという意識が大切です。
毎日が同じ繰り返し
決まったマニュアルもあるし、言われたことだけをすれば良いが、このままこの会社にいても成長することがなく、自分がダメになってしまうと思った時。
特に20代、30代はこういう会社は退職して、転職を考えるべきだと思います。
終身雇用が以前に比べ、崩れています。
どんな大企業でも、先はどうなるかわかりません。
「自分の身体は自分で守る」と先程書きましたが、
「自分の食いぶちは自分で守る」ことも同様に言える時代になってきました。
「会社にどんなことが起きようとも、自分は生きていける!」と思えるぐらいの知識やスキルを身につける意識がこれからは必要になってきます。
会社が縮小している
具体的に言うと、下記の事項が行われ始めたら黄信号です。
- リストラ
- 早期退職
- 給与減額
これに関しては一概に全てダメだとは言えません。
会社を存続させるために、経営のスリム化やだぼついている人員を整理することは大企業でもあり得ることです。
ただ、「会社が上向いている」サインではないことは確かです。
こればっかりは自分だけの力ではどうしようもないこともあります。
ありきたりな表現になりますが、いつ会社が倒産してもいいように、いつリストラになってもいいように「自分の食いぶちは自分で守る」という意識を持っておくことは大切です。
まずは自分が変わる努力をしてみよう!
先程の3つの「辞め時」も、自分の努力で変えれるものであれば、まず変える努力をしてみましょう。
身体を壊す前に
- 上司に改善を相談する
- 休職する
- 異動を願い出る
毎日が同じ繰り返しならば、
- 自分で仕事を探す、作る
- 工夫して、少しでももっと効率化できないか考える
大切なのは「自分が状況を変える行動を取ったか」になります。
「長時間労働でブラック企業だ!」、「仕事が単調でつまらない!」
だから「会社を辞めるんだ!!」では、あまりにも短絡的ですし、転職しても同じことの繰り返しになります。
出来る限りのことはしてから退職しましょう。
これは私が転職を5回行って、退職してから「前の会社でまだできることはあったのではないか」という後悔から言えることです。
まとめ
会社を辞めるか続けるか最終的に判断するのは自分自身です。
迷うこともたくさんあると思います。
転職をすることに踏み切れず、我慢して、今の会社を続けるのも人生です。
私は友人から「会社は家族を養うためにお金をもらうためのモノと考えたら、楽になるよ」と言われたことがあります。
確かに思考を停止して、会社はお金をもらうためのただのツールと考えたら、気が楽になり、仕事上で苦しいことがあっても「どうでもいいや、、」と思えたことも一時はありました。
そういう考えができる人はそれで良いと思うのですが、私はどうしても、その考え方が長く続きませんでした。
1日の大半を過ごす会社をお金をもらうだけのツールと考えるのではなく、仕事を通じて、自己実現や幸せを得る場所にしたかったんです。
会社を辞めるというのは大きなイベントです。安易に退職を口にすることは無責任かもしれません。
ただ一度きりの人生です。
もうダメだと思ったら、勇気を出して転職してみてはどうでしょうか。
転職して、「この転職は失敗だった、、」となるかもしれません。
ただ、転職しなかったら「なんで、あの時、転職しなかったんだろう」という後悔が生まれるかもしれません。
やらなかった後悔とやった後悔を比べたら、やはりやらなかった後悔の方が、何倍もつらいのではないかと思います。
「みんな転職しようぜ!」と転職を絶対的に推奨する訳ではなく「やらないで後悔するより、やって後悔した方が良いんじゃない!?」というスタンスです。
でもその前に「自分ができることは全部やってから、それでもダメだったら退職しようね」という形です。
退職、転職を考えられている方がいれば、参考にしていただけば幸いです!(^^)!