自分流セリフ合わせの組み立て方
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自分流セリフ合わせの組み立て方

2018-12-11 00:00

    この記事は 音MAD Advent Calender 2018 の11日目に参加しています。

    こんにちは。はじめまして。け@Reouromと申します。

    「全体のセリフあわせをこんな感じに構成する」みたいな話ではなく、「自分がセリフあわせをするときに意識していること、気をつけていること」を自分が製作した音MADを上げながらつらつらと書いていく記事です。もっといいタイトルあった気がするなぁ・・・

    もちろん自分の音MADの中でこれに100%沿っているわけではないので「あーこいつ何か己のセリフ合わせに熱く語ってんな」くらいの気持ちで読んでいただければいいです。大して特別なことは書いてません。

    今回は1拍をさらに4分割したものを1小節分(4拍)、計16分割したスペースにセリフを入れていくことをベースに考えていきます。

    (音楽理論的には4分の4拍子に16分音符を16個敷き詰めた形になるんでしょうか。音楽理論中途半端なんで間違ってたらごめんなさい)

    |○○○○||○○○○||○○○○||○○○○|

    こういうのを出しながら展開します。|○○○○|は1拍を示し、○は4分割したものを示します。


    まず僕はセリフ合わせをする時に、使用するセリフが何文字、何音分なのかをまず数えています。僕のセリフ合わせはすべてここから始まります。これに例外はありません。
    たとえば「こんにちは。真島茂樹です」なら「こんにちは。まじましげきです」となり「5音+8(7)音」となります。(7)と書いたことについては後で説明します

    この数によってセリフ合わせをどうしていくかを決めていきます。


    原則として以下のルールをベースにセリフ合わせを組み立てます。

    ①セリフ合わせは、間を含めたセリフ全体の音数を拍を分割した数(今回の場合4)で割ったとき、奇数で余るか割り切れる数で終わらせる
    ②セリフ合わせの中に空白を作る時は、単語や文節の間で行う
    ③長音や促音は極力残す

    ・・・上だけ読んで意図がわかる方は少ないんじゃないでしょうか。僕も正直この分で自分の言いたいことが正しく書けている自信がありません。中学も高校も国語の成績は2でした


    というわけで、自分の個人作の具体例などを出しながら説明してみます。ちゃんと出来るかな。


    セリフ合わせは、間を含めたセリフ全体の音数を拍を分割した数(今回の場合4)で割ったとき、奇数で余るか割り切れる数で終わらせる

    わかりにくいですよね…どう書けばいいのかわからなくてこうなりました。

    というわけで具体例出します。


    これの一番最初の部分

    |なぐって||そとに○||すてまし||た○○○|

    1拍を4分割しているので4で割ります。

    「なぐってそとに」の文字数が7なので 7÷4=1・・・3

    「すてました」の文字数が5なので 5÷4=1・・・1

    あまりが3と1なのでどちらも奇数です。


    この0:22ごろ

    (|○○ゆー|)|ふぉーたべ||てたんじゃ||ないだろ||うなこの||ほらふき||だんしゃく|

    これは26文字なんですが、最初のの2文字を前の拍に置いてるので事実上は24文字です(?)
    これの詳細は後ほど詳しく書きます。

    24÷4=6・・・0

    これがあまりなしのパターンです。4分割の場合はこの3パターンで基本的に考えています。

    故に2以外の文字数で余らせるとキレイに締まるみたいな感じに聞こえるかもしれません。ですがそういう訳ではありません。これもケースバイケースです。

    例えば最後の拍が始めに16分音符2つで終わっている場合、そういう場合では4で割って余りが2の文字数のセリフ合わせで終わらせた方がいいでしょう(具体的な音MADが提示できませんでした。ごめんなさい)



    これの3:51ごろ

    |とどいて||ききます○|

    7÷4=1・・・3

    文字数的には8文字なんですが、ここでは「7」として扱っています。

    文末の「です」「ます」などで多いのですが、子音成分だけで「す」と発音している場合です。すなわち息を吐いているだけの「す」の音。

    「です」も「ます」も基本的には2文字分として数えるのですが、上記のような発音の場合、文末の時に限り1文字として計算しています。「で」や「ま」には母音の成分がありますが「す」は子音の成分しかないので発音として主張していないように感じるためです。


    セリフ合わせの中に空白を作る時は、なるべく単語や文節の間で行う

    簡単に言いますと「なるべく単語や文節をセリフ合わせの中で分断しないようにする」ということです。私個人、セリフ合わせの中で単語を多く分断させると、セリフ合わせとしても聞き取りにくくなると考えているからです。


    これの0:22ごろ

    |そうこや||あきべや||○など○|


    ここなんですが、|あ○きべ||やなど○|等、やりようはいろいろあります。ですが、「空き部屋」という単語を崩さない、空白を空けないようにするとすれば、

    1「|きべ||○など○|」
    2「|あき||やなど○|」

    この2パターンに限定されます。また、このBGMは赤色の部分に音符があるので、ここにはセリフを入れたいと思い、1のセリフ合わせにしました。

    基本はこれなんですが、メロディのリズムを重視したい時などもありますので、これは場合によりけりで、空白を空けた方がいいと考えることもあります。

    これの0:36ごろ
    |●○●○||●●●●|(●はBGMの音符)

    |ダ○ブル||ドリブル|


    天国と地獄特有のリズムを大事にしたかったので、1拍目の2番目を意図的に空けています。
    4拍目を空けて「ダブル○」と詰めてしまうこともできますし、そうした方が「ダブル」という単語として聞きやすいのですが、そうしますと原曲の2分音符が2つ並んでいる「らしさ」が出ないように感じたので・・・結局感覚でしか語れませんね・・・


    ③長音や促音は極力残す

    長音は「―」で表す音のこと、促音は「っ」で表せる音のことをいいます。

    セリフの文字数が多すぎて、入れたい部分にセリフが入らない!っていうこと、音MAD作者なら1度は経験したことがあると思います。
    そういう時に、長音の再生速度を2倍にして1音扱いにしたり、促音をカットしてセリフを詰めたりすることを考えがちになると思います。

    長音を1音扱いにするというのは、

    |ビリヤー|ド○○○|→|ビリヤド|○○○○|

    促音をカットするというのは、

    |リストカ|ット○○|→|リストカ|ト○○○|

    このようなセリフ合わせにすることです。

    これをなるべくしないようにしている理由は②と同じで、このような処理をすると単語としても意味が大きく変わってしまう可能性があり、聞き取りにくくなってしまうと考えているからです。
    僕の中でこれらの手法は、次に書くやり方が使えないためにそうせざるを得ない時に行使する最終手段としています。


    ここからはセリフが多すぎて入れたいところに入らない時の手段について書いていきます。その方法とは・・・

    ・いらないセリフをカットする(削る)

    ズバリこれです。まぁ当たり前だろって思いますよね。

    「どこかカットできるセリフはないか?」ということを考えます。


    木曜7時の番組の俳句コーナーで「言いたいことを17音で抑えるためにいらない言葉を削って短い言葉で同じ意味を作る」っていうことをやりますよね。本質的にやることはアレです。


    文から「主語」「動詞」を切ってしまうと文として成り立たなくなってしまいますから切れません。

    また「目的語」「補語」も切ってしまうと文の内容が少し簡素になってしまいます。

    となると真っ先に切ることを検討する単語ってなんでしょう。「修飾語」です。すなわち副詞や形容詞。


    これの0:32ごろ

    また出ましたガヴドロの合作。

    |○○おま||えルール||わかった||の○○○|

    これの元のセリフは「お前本当にルールわかったの?」なのですがこれらの単語を文節ごとに分け、成分ごとに分類するとこうなります

    お前(主語) 本当に(副詞) ルール(補語) わかったの?(述語)

    この中で切るものを考えるとすると、「お前」「わかったの?」主語述語なので切れません。これがないと文として成り立たなくなってしまいます。

    ですが、「お前、わかったの?」だけでは文が不十分すぎます。何がわかったのかがわからないからです。「わかったの?」にかかっている単語はこの文の中では「ルール」なので、「ルール」も残します。

    つまり、真っ先に削る、削っても文意が大きく崩れない単語は「本当に」となります。これを削れば5音分節約できます。


    名詞の後ろに「を」の助詞がついている単語が「目的語」、述語にかかっている単語が「補語」です。
    例:バナナを食べます→「バナナ」が目的語、アイスが食べたい→「アイス」が補語

    たまに忘れるんでメモ書きとして残します。間違ってたら教えてください。ごめんなさい。


    ・少し余った時は無理に削らず残す

    もちろん、「削っても余ってしまう!」「16音/32音におさえられない!」「これ以上削れない!」こういう時ありますよね。

    例えば「2、3音余ってしまった!これ以上削れない!」っていう時。僕だったら無理に削ろうとしません。余らせます。
    余らせるといっても次の小節で余らせるのではなく、前の小節で余らせるのです。

    ラップとかを想像してください。ラップのフレーズが1小節の中に入りきっていないものがありますよね。それらのラップは入りきらなかった分を次の小節の最初に2、3音はみ出させてダラダラ余らせているでしょうか?前の小節の最後で少しだけ先走ったようにラップを始めていることが多いはずです。

    前で数音余っていても、後ろをキッチリタイミングよく終わらせることで崩れかけたリズムを取り戻しているのです。

    セリフ合わせも同様です。少し音を余らせる時は前の小節の最後で余らせましょう。それによって崩れかけたリズムは取り戻せます!

    Q,「削っても8音以上余ってしまう!」っていう時はどうするの?
    A,あー...こういう時はどうにもならんので潔くセリフ合わせに使う素材を変えましょう。僕だったらそうします。


    自分の中ではまだ書き足りていないのですが、時間と語彙力がないのでこの辺で終わります。最後に、繰り返しになりますがこれはあくまで「自分はこういうところに拘ってますよ、こういう感じのセリフ合わせが好きですよ」ということをダラダラ書き連ねた文なので、「セリフ合わせはこうでなければならない」といった趣旨はないです。
    ここに書いたことを真に受ける必要はありませんが、セリフ合わせで困ったときとかに参考にしていただければと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。







    やっぱ文章力ねーな僕・・・


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