放送局FOXスポーツ・オランダは25日、サッカー元オランダ代表の名FWだった解説者のマルコ・ファンバステンさん(55)が生放送中にナチス・ドイツが使用していたスローガン「ジークハイル」と発言したため、1週間の職務停止処分を科したと発表した。
23日のオランダ1部リーグ、アヤックス―ヘラクレス戦の放送中、司会者が現場でヘラクレスのウォルムス監督にドイツ語でインタビュー。その直後、スタジオにいたファンバステンさんが、司会者のドイツ語の能力に「さほど上手じゃないけど、ジークハイル」と突っ込みを入れた。
ジョークのつもりだったが、この「ジークハイル」は、かつてナチス・ドイツが集会などで使用したスローガン。欧州ではナチスのシンボルマーク「かぎ十字」やナチス式の敬礼などと同様、「表現してはいけない」とされている。ファンバステンさんは「誰かを不快にさせるつもりはなかった。ハンス(司会者)のドイツ語を説明したかっただけ」と釈明した。