おとうさんの相続放棄の件。
ポストを覗く。定型の茶封筒が一通。某市保健福祉総合センターからだった。お役所からの通知に心がざわつく。
「突然のお手紙となりましたこと、お詫び申し上げます。あなたのお父様である◯◯◯◯様はかねてより入院加療中でございましたが、平成28年◯月◯日、◯◯病院にて他界されました。お悔やみ申し上げます。」
手紙はこんな風に始まった。
父は生活保護を受けていた。生活保護受給中に福祉事務所宛の債務が発生し、未払いの状態になっている。この債務については相続人に支払い義務が生じることとなる。相続放棄の手続きは済んでいるか。事情を聞きたいので一度連絡を。要約するとそんな内容だった。
相続放棄はお済でしょうか、なんて藪から棒に聞かれても……。生活保護を受けていたことは知っていた。生活保護受給者に負債が発生するとは思ってもみなかった。相続放棄なんてことが我が身に降りかかるとは。
氣を落ち着けよう。まずは珈琲でも飲もう。某保健福祉総合センターへ連絡するのはそれからだ。
某保健福祉総合センターへ問合せするも担当者不在。変わりの方が対応してくれた。センターとしては、兄弟全員分の“相続放棄申述受理通知書”を提出してくれれば債務の支払はしなくて良いとのこと。詳しくは裁判所に問い合わせるように、とのことだった。
裁判所に問い合わせ、必要な書類や手続きについて明らかにする。いまは疎遠になりつつある兄弟姉妹のLINEグループを作った。いちばん動ける状態にあるアタシが取りまとめて提出することを提案した。
【以下、LINEグループへの投稿より抜粋】
・相続放棄の手続きは(お父さんの)最後の住所地の管轄の家庭裁判所への申立が必要。
・最後の住所地→◯◯市と判明。◯◯家庭裁判所への提出となる。
・死亡を知ってから3ヶ月以内に行わなければならない。
・申立は兄弟全員分を取りまとめて行ってもよい。(お父さんに関する書類は1通で良いとのこと)
↓↓↓
アタシが取りまとめて提出するね
・裁判所で受理されれば「相続放棄申述受理通知書」が自宅に届く。それを◯◯保健福祉総合センターへ郵送すればOK。(相続放棄申述受理証明書は不要。自動的に届く通知書の写しがあればよい)
・費用は800円の収入印紙、82円切手3枚
(各人必要です)
※◯◯保健福祉総合センターから来た手紙と封筒は提出しなければならないのでコピーを取っておいてください
※アタシがお父さんに関する書類を取りに行ってきて、みんなにコピーを送ります
《とりあえず、みんなにやってもらいたいこと》
①念のため現住所をこのLINEグループで教えてください
②最寄りの家庭裁判所で「相続放棄申述書」という書類をもらう。(インターネットで検索してダウンロード→印刷しても可)もし家庭裁判所へ行くのが難しければ、印刷したものをお父さんの書類と一緒に送ります。
③申述書に記載(記載方法は別途お伝えします)
④じぶんの戸籍謄本(全部事項証明)1通取っておいてください
(市役所で「相続放棄に必要」と言えばわかってもらえると思います)
【抜粋終わり】
年始早々に提出し5営業日後には受理された。◯◯保健福祉総合センターへ写しを送付し、一件落着。
LINEグループを作ったのが功を奏して、とてもスムーズにやり取りが出来たし、スピーディに書類を取りまとめることが出来た。今後の連絡のために、「◯◯家」LINEグループはそのまま置いておくことに。それぞれの状況を報告する術として活用したいと思う。
追伸
用意する切手の枚数に関しては、地域によって相違があるようだ。