2019-11-27

北海道に行って死にかけた話

先日、出張北海道に行った。

仕事終わりに上司2名に食事に連れて行ってもらった。

自分は20代前半なのだが、恥ずかしながら今まで食わず嫌いをしておりいくらを食べたことがなかった。

それを上司に伝えるとせっかくだし食べてみようよ!ということでとてもいいいくらを用意してくれた。

めちゃくちゃおしかった。とってもおいしかった。ほっぺた落ちるかと思った。

トマト的な味を想像していたので予想外のおいしさに一生懸命ほおばっていたら唇がかゆくなってきて腫れてきた。

いくらってプチってなるしそういう食べ物なんだろうと思ってシカトして食べていた。

数分経つと急に視界がぐらつきはじめて、声がおかしくなった。

お手洗いに立った時に気持ち悪さはないのに嘔吐が止まらなくなって、スルスルスルスル胃の中のものが出てきた。

お酒も飲んでいたからそのせいだと思っていた。

そこからさらに数分経ったときには顔がパンパンに腫れてしまって、見かねた上司ホテルまでタクシーをつけてくれた。

ホテルに帰って少し横になっていると息苦しくなってきて、立ち上がれなくなり飲みすぎたなぁと反省しながら心細くなってしまって彼氏に連絡をした。

そこで

「それアレルギーじゃないの?」

と言われたもの魚卵アレルギーは持っていなかったのでそんなはずはないぞと否定した。

しかし、時間が経つにつれ症状はどんどん悪化していき、意識もうろうとし始めたのと蕁麻疹が出てきてしまったためホテルフロント電話してタクシーを呼んでもらい、フロントのお兄さんに抱えられながら深夜2時過ぎに夜間の病院へ向かった。

病院に着くころにはもう座っていることもできなくなっており、着くなり抱えられてベッドに運ばれ横になった状態簡単な問診をして血圧と体温を測ってもらった。

先生と思われる男の人が来て、

時間が経っているから何が原因かはわからないがおそらくいくら。そして確実にこれはアナフィラキシー症状です。注射しますのでお待ちください。」

と告げられた。

その時点でもまだお酒のせいじゃないかと疑っていた私はお酒じゃないんですか?と聞いたが違います。とはっきり言われた。

応急処置後に薬を処方してもらってお会計をしたのだが千円札二枚で払おうとしたのにうまくお札が手に取れなくて五千円札千円札を一枚ずつ出して支払った。

会計の人、やさしかたからそのまま指摘はせずに5千円札だけを使ってお会計して、おつりは私に確認させながらお財布に戻してくれた。ありがとう

帰りのタクシーも呼んでくれていて、薬のせいでなおさらヨボヨボしていた私は抱えられながら乗り込み、送ってもらった。

運転手のおじさんに海鮮あたったの?と聞かれてアレルギーで・・と返したらタクシー代おまけしてくれた。優しすぎないか

ホテルに戻ってから吐き気胃痛に苦しめられ、結局一睡もできなかったけど朝になるころにはだいぶおさまってくれて、次の日は無事に(1時間遅刻していったけど)仕事にも行けた。

まだ血液検査をしてないので詳細は分からないが、しばらくお酒と生ものは厳禁で胃にやさしいものを食べてくださいねとのことだった。

本当に死ぬかと思ったから、みんなも気を付けてね。

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