アパートで4人死傷 母親と見られる女性は「窒息死」 パキスタン人一家の無理心中か 長野・箕輪町
長野県箕輪町のアパートでパキスタン国籍の家族とみられる4人が死傷した事件で、母親とみられる女性の死因が窒息死だったことがわかりました。
箕輪町のアパートの一室では今月25日、退去の引渡しのため訪れた管理業者などが一家とみられる男女4人が倒れているのを見つけました。
このうち、0歳と2歳とみられる男の子と母親とみられる女性の3人の死亡が確認され、この内女性はパキスタン国籍のシャビル・イラムさん37歳で、死因は首を圧迫されたことによる窒息死だったと発表しました。
また父親とみられるパキスタン国籍の40代の男性は切り傷があり、警察は男性が無理心中を図った可能性があるとみて、入院先の病院で事情を聴いています。
現在、子ども2人の死因も詳しく調べていますが、シャビルさんも含めて目立った外傷はないということです。
町役場によりますとシャビルさんは今年5月に出産し、先月まで何度か職員が自宅を訪問したということですが、「生活に困った様子はなかった」としています。