巨人の田原誠司投手(30)が27日、オフに球界では珍しい和太鼓トレに取り組む考えを明かした。東京都内の球団事務所で契約更改に臨み、400万円ダウンの年俸3200万円でサイン。「来年、巻き返せるように、いろいろやってみよう」と異種目に挑む。
一昨年はピラティス、去年はヨガに挑戦して体の使い方を学び、野球に生かしてきた。和太鼓は全くの未経験だが、「股関節から体幹、肩に(力が)全部伝わるというのが、投球につながってくると思う。少ないエネルギーで高い出力が出る」と可能性を感じている。
技術的には阿部2軍監督の助言を受け、「左打者を抑えるため、内角への速いカットボールが必要」と話す。珍トレと新球種の習得で、今季1軍ブルペンで手薄だった右横手投げの枠を勝ち取る。