楽天・岸孝之投手(34)が26日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の3億円でサインした。来季が4年契約の最終年。「東北の皆さんに喜んでもらいたいと思って3年頑張ってきたが、達成できていない。来年こそ1年間ローテを守って優勝できたら」とチームの優勝を目標に掲げた。
今季は移籍後初の開幕投手を務めたが、登板中に左太もも裏を痛めて降板。そのまま離脱となった。復帰に2カ月かかった上、夏場にはへんとう炎でも約1カ月間、戦列を離れた。プロ13年目で自己ワーストの出場15試合、3勝に終わり「ケガして復帰しても勝てず、最後はCSでもチームを勝たせられなかった。申し訳ない気持ちでいっぱい」と反省しきり。12月中にへんとうの切除手術を受け、1年間戦える体づくりをオフの課題に挙げた。
一方、プレミア12では侍ジャパンの一員として世界一を経験。「五輪に出たい気持ちが強くなった。また選んでもらうためにも、しっかり成績を残したい」と、来季の巻き返しを誓っていた。