セ・リーグの三塁手でベストナインに選ばれた中日・高橋周平内野手(25)が初出席した。セのMVPも獲得した巨人・坂本勇人内野手(30)と赤い壇上で肩を並べ、そうそうたる顔触れの中に身を置いてド緊張。セ・リーグで9人しか手にできない盾を腕に抱えながら、表情は終始こわばったままで…。
「めっちゃ緊張しましたよ。僕だけでしょ? アワーズの途中で、礼をし忘れたのは…」
壇上でのインタビューでは「大変うれしく思います」と短い一言。来季への意気込みを問われ、「チームとしては優勝してAクラスに入れるように頑張ります」と力強く答えるも、「最後の方は声も震えちゃいました」と照れ笑いを浮かべた。
「毎年取れるのであれば取りたいとは思います。ただ個人成績を残していくというよりも、自然と選ばれることが一番。それを目標にそういう活躍ができればいい」。プロ8年目でついにプロ野球選手として一つの高みに到達した。中日で日本人三塁手のベストナインは児玉利一、落合博満、立浪和義、森野将彦に次いで5人目の快挙だ。