阪神のピアース・ジョンソン投手(28)が来季について、阪神残留か米大リーグ復帰に絞っていることが26日、分かった。この日、都内で「NPB AWARDS」に出席した谷本球団本部長が残留交渉中の助っ人右腕について説明。「NPBならタイガースで、という返事はもらっている。メジャーからも声がかかるのであれば(選択肢に)という」と現状報告した。
12月9~12日に代理人らが一堂に会するウィンターミーティングが開かれる。米国での移籍市場も本格的に動くことになり「そのあたりは待つことになるんじゃないかと思います。ルールはルールなんで」と、やむを得ず来季も契約する権利を持つ保留選手名簿(11月末締め切り)からは外れることが濃厚となった。
来日1年目の今季は58試合で防御率1・38。中継ぎエースとして不可欠な戦力ではあるが「タイガース以上の条件が出れば、あり得るんだと思います」とメジャーでのプレーを選択する状況も想定し始めた。また、在籍4年間で通算96セーブのドリスについても、国内の他球団が関心を寄せていることが判明。ジョンソンと同様に残留交渉を進めながら一度、保留選手名簿から外す方向で、最悪の場合はリリーフ2枚がダブル流出する可能性も出てきた。