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 27日午前5時50分ごろ、福島県下郷町を走る会津鉄道の塔のへつり―湯野上温泉間で、会津田島発会津若松行きの普通列車(2両編成)が線路上の落石に乗り上げ、脱線した。列車には乗客9人、乗務員1人の計10人がいたが、けが人はいなかった。

 会津鉄道によると、現場は阿賀川の渓谷沿いを走る区間で、列車は脇の斜面から線路上に落ちてきた岩に乗り上げ、1両目が脱線したという。

 この事故の影響で、会津鉄道は福島県内の会津若松から会津田島までの区間で運転を見合わせ、復旧の見通しは立っていない。(戸松康雄)