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Apple PayにはiPhoneやApple Watchがスリープ状態でも登録したカードで支払いができる「エキスプレスカード」機能がついています。日本ではこの機能がSuicaの利用でいち早く取り入れられていたのですが、世界的に見ればようやく利用可能な国が増えてきた状態です。

ロンドンのバス、地下鉄の一部で

11月25日（現地時間）、ロンドンのユーザーからの報告として、市内の地下鉄、路線バスでエキスプレスカード機能の利用が可能になっているとネットメディアが報じています。まだ一部の路線でのテストとされ、全ての路線で対応が始まったわけではなさそうです。なおAppleはまだこの件に関して何も発表しておらず、一定期間試験的な運用を行った後に正式発表となるのかもしれません。
 

 
日本ではSuicaの利用を通して多くのユーザーが使っているエキスプレスカード機能ですが、交通機関でのApple Pay利用が広がり始めた海外では新しい機能として、多くのユーザーが待ち望んでいるものになっています。この機能を使えばApple Payでの支払い時、iPhoneやApple Watchのロックを解除する必要がなく、Walletアプリの起動やFace IDなどでの認証も省略できます。
 
朝、急いで地下鉄の改札を通りたいとき、バスの運賃を支払いたいとき、Face IDでのロック解除、Walletアプリの起動を省略できるのは大きなメリットになるはずです。Apple Payが便利にれば、iPhoneやApple Watchのユーザー数拡大にもつながることになり、AppleにとってApple Payの利便性向上は重要な課題になっています。そのため今後もAppleはApple Payをより便利な、より安全な決済方法として進化させ続けていくでしょう。
 
 
Source:MacRumors
(KAZ)