ハードコアゲーマーのためのWebメディア

TVアニメ「ベルセルク」×PC版『黒い砂漠』

Google AIを利用したレトロゲームカートリッジ管理アプリが開発中―写真からタイトルを自動識別

家庭用アーケードマシンを手掛けているDream Arcadesは、Google AIを利用したレトロゲームカートリッジ管理アプリ「CART」の開発を進めていることを明らかにしました。

ゲーム文化 レトロゲーム
家庭用アーケードマシンを手掛けているDream Arcadesは、Google AIを利用したレトロゲームカートリッジ管理アプリ「CART」の開発を進めていることを明らかにしました。

「CART」アプリはレトロゲームのカートリッジをカメラで撮影し、Dream ArcadeのサーバーからGoogle AIのクエリを実行することでタイトルを自動識別。全体のプロセスは数秒しかかからず、現時点で以下のコンソールに対して90%以上の精度を持っています。

  • Atari 2600
  • Atari 5200
  • Nintendo Entertainment System (NES)
  • SNES
  • N64
  • Sega Genesis

今後さらに対応を広げるべく、ColecoVisionやゲームボーイ、Atari Jaguarなど12種類以上のレトロゲームカートリッジを認識するトレーニングを行っているとのこと。アプリはWebベースであるため、iPhoneユーザーとAndroidユーザーの両方が使用可能。加えてPCやノートパソコン、Kindleからもアクセスできるそうです。

ボランティアからの提供やeBayなどのウェブサイトから2年近くかけて画像を収集し、認識精度を高めているという「CART」アプリ。現在はDream Arcadeの顧客とボランティア向けに限定されているものの、認識できるシステムの数が増えればより多くの人に向けて公開される予定です。

なお、このプロジェクトの最終目標は、レアなゲームや貴重なゲームを見つけることに関して、一般的なゲーマーにベテランコレクター並みの能力を与えることとしています。
《RIKUSYO》
コメント欄を非表示
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
  • スパくんのお友達 2019-11-26 21:49:32
    これにはavgnもニッコリ
    0 Good
    返信
    他の返信を表示 返信を非表示
  • タモックン 2019-11-26 16:25:21
    将来的に外国人コレクター達によるプレミアソフトの争奪戦になりそう。
    未だにレトロゲーム買う自分としては迷惑だ
    0 Good
    返信
    他の返信を表示 返信を非表示
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. PC版『レッド・デッド・リデンプション2』Modの不具合で怪物アーサーが誕生してしまう…

    PC版『レッド・デッド・リデンプション2』Modの不具合で怪物アーサーが誕生してしまう…

  2. 『レインボーシックス シージ』ユービーアイが海外チート販売会社を訴訟―サイト運営者は未成年

    『レインボーシックス シージ』ユービーアイが海外チート販売会社を訴訟―サイト運営者は未成年

  3. カナダで『フォートナイト』に集団訴訟の動き…「依存性に関する注意喚起を怠った」として

    カナダで『フォートナイト』に集団訴訟の動き…「依存性に関する注意喚起を怠った」として

  4. 海外ファンが『DEATH STRANDING』“ヒッグス”になりきれる自撮り用フィルターを制作!小島監督もなりきり

  5. サイバーウェアもまずは試着から!『サイバーパンク2077』インスタフィルター公開

  6. Google AIを利用したレトロゲームカートリッジ管理アプリが開発中―写真からタイトルを自動識別

  7. 『Stardew Valley』1.4アップデートの配信日が決定! ゲームのあらゆる面を拡張あるいは改善

  8. 『Apex Legends』のレジェンド、誰が「強すぎ」?「弱すぎ」?1,936人に訊いた海外ファンの調査結果

  9. 『サイバーパンク2077』登場シーンのUE4ファンリメイクが公開

  10. Netflixドラマ「ウィッチャー」シーズン1の全エピソードタイトルが明らかに、「魔術師」「吟遊詩人」など気になるキーワードも

アクセスランキングをもっと見る

Valve、Steam上から800本以上の作品を一斉削除―『What's under your blanket !?』等も【UPDATE】

Valveが、ゲーム配信プラットフォームSteam上から、いくつかの特定パブリッシャーの関わる、800本以上のタイトルの一斉削除を行ったことが明らかにされました。

ニュース ゲーム業界
『Dispatcher』

Valveが、ゲーム配信プラットフォームSteam上から、いくつかのパブリッシャーの関わるものを中心とした、800本以上のタイトルの一斉削除を行ったことが明らかにされました。

これは、第三者サイトSteam Toolsなどが確認したもので、Siberian Digitalや、Dagestan Technology、Atriagames、EH Technologyなどの、主に1,000円以内のタイトルを扱うパブリッシャー・デベロッパー群が対象。

タイトルとしては『Bloodbath Kavkaz』や『Failed State』、『Dispatcher』、『Bloody Boobs』、『Blood Harvest』、『Crystal City』、『What's under your blanket !?』、『Electric Highways』など多岐のジャンル・内容に及び800本以上、Steamにおいても過去最大級の一斉削除となりました。中には評価1,000件以上かつ評価内容が「非常に好評」の作品も含まれています。

Valveは今回の一斉削除の理由について、PCGamerに対し、詳細は不明ながら「Steamworksツールの悪用が行われたため」としており、関係するパートナーに対してはメールを送信したとしました。一方で、Redditでは今回の削除の対象となった多数のデベロッパーの内1名が「一切の告知・理由の通告はなかった」と述べていますが投稿は後に削除。

異なるデベロッパーは、Valveから受け取った内容によればバンドルの悪用が指摘されていると発言。行われたのがSteamキーを利用したレビュー操作であり、以前のパブリッシャーが該当行為を行ったため(過去に同パブリッシャーに関連していた)自身のゲームも削除されてしまったとして、Valveへ自身のゲームの復活を求める旨を明らかにしました。

※UPDATE(2019/11/26 19:09):後に公開された、海外メディアでのValveのコメントなどを踏まえ本文を更新いたしました。
《Arkblade》
コメント欄を非表示
    ※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
      This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
      page top