中日ドラゴンズのマスコット、ドアラが26日、本紙の取材に応じ、来月に始まるディナーショーへの緊張感を告白した。あまりに人気が加熱したため、今回から抽選制をとるなど注目度はアップ中。プレッシャーも半端ではないようだ。
「今からむちゃくちゃ緊張してるよ。決められたこともやらなくてはいけない。でも、お客さまの笑顔のためにがんばる」
いつになくドアラは殊勝だ。昨年までチケットは数分で完売となり、クレームが殺到。このため抽選という異例の措置に踏み切った。内容は極秘だが、筆談トークだけでなくバラエティーに富んだ企画もあり、得意とするアドリブだけでは乗り切れないのだそうだ。
「これまでいきあたりバッタリでやってきたから」と反省のドアラ。「ウケると思ったのにすべって、落ち込むこともあった」と正直に吐露した。
ディナーショーは12月22日に名古屋で始まり、1月26日の長野まで6公演が予定されている。「体力もいる」とのことだ。
そんなドアラに、球団からの期待は高い。この日はオフィシャルスポンサーである東海ラジオを表敬訪問。2020年に開局60周年を迎える同局に、来年も契約してもらえるよう要望し、小畑耕一社長から快諾を得た。今後もスポンサーのイベント出演など年末、年始は大忙しだという。
「きょうは感謝を伝えてきました」とドアラ。選手たちには休息となるオフもマスコットに休みはない。